2018年10月17日水曜日

飛距離アップの秘訣をつかみました!


Question

ズバリ、左足の伸縮とバックスイングトップでのコッキングです。
これらをうまく組み合わせたら、ドライバー飛距離が30ヤード伸び
平均270ヤード程になりました。道具は変えてません。
私なりの理論ですが、いかがでしょうか?


Answer

試行錯誤しながら飛距離アップを狙っている方のようですが
問題は4つあります。

1つはご自分で飛ばす方法を探しても全部が分かった人は
ほとんどいない事です。
タイガー打法は15種類ほどの飛ばしの技を組み込んでいますが
それを完全に真似出来たのはアダムスコットとマキロイくらいで
その他数人がかなり近い動きをしています。

そして2つ目の問題は試行錯誤していたのでは時間が掛かり過ぎて
しまい、一つの技を探すのに10年掛かるかも知れない事です。

そして3つ目は色々な動きを試していると定着しない事です。
石川遼選手のように、半年ごとに改造を何年間も繰り返して崩して
しまったり、出来たとしてもまた次の飛ばしの技を取り入れて
また再現性を落としてしまう事です。

4つ目は、試行錯誤している間に本来のスイングを崩してしまい、
逆に下手になると言う人がほとんどだと言う事です。

独学で試行錯誤しながら飛ばしの技を探して行くのは楽しいかも
知れませんが、このようにかなりの遠回りをする事になるのです。
中には目的地からどんどん離れてしまって途中で辞めてしまうと
言う人が意外に多い事です。

それどころか、一生続けたとしても、とてもタイガー打法のような
世界最高峰の打法に辿り着く事がほとんどできない事です。

タイガー打法はタイガーウッズが全ての飛ばしの技を独自に探して
作り上げた打法ではありません。
そのほとんどはそれまでに積み上げられた歴史あるメジャーな選手
達の中から寄せ集めてできた物で、タイガーウッズはそれにプラス
アルファーを付け加えただけなのです。

250年とも600年とも言われるゴルフの歴史の中から、経験と
積み上げられた知恵によって打法はどんどん進化し、飛距離も
方向もどちらも高い技術が要求されるようになりました。

ゴルフは大きく進化しています。
それぞれの動きができたら、今度はそのタイミング、そして精度や
効率を上げて行く事でどんどん飛距離が伸びて行きます。

15種類の一つをやっと探し当てて飛距離が伸びて喜んでおられる
ようですが、100年前に多くのゴルファー達がすでにやっていた事
です。

その何倍も飛距離を伸ばす方法がある事をまず知る事で、どれだけ早く、
それらをスイングに組み込んで定着させ、効率を上げ精度を上げて
使えるようにしながら再現性を高めて行くかが勝負なのですが、
人生は非常に短いので、頂点を目指すのでしたら、このような道草を
食っている場合ではないのです。

現在の進化した欧米男子の打法の基本形がタイガー打法です。
まずは、この打法の中にあるあらゆる動作を習得して、どこまで
それを組み込めるかのスイングデザインを行い、ご自身が出来る
最大の振り方を固める事です。

試行錯誤して遊んでいる場合ではありません。
すぐに老いて練習すら体が痛くてできなくなります。
充分な練習ができなくなったら、いくら素晴らしい打法をしようと
しても完成度が上がりません。

まだ、体力的にも十分に精度を上げる、あるいは定着させる練習
ができるうちにスイングを決め、安定させる必要があります。

せっかく宝を探し当てて喜んでおられるのに、こんな話になって
申し訳けありませんが、これが現実なのです。
上を目指すなら、もっと真剣にそして遠回りしない方法で上達する
ことかと思います。




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