2018年10月24日水曜日

ゴルフが下手に、分からなくなりました


Question

一時期80台までスコアが順調にあがったのですが、あるとき練習中に
隣の人のスイングを真似した途端、シャンクが出て止まらなくなりました。

しばらくして収まったのですが、そこから飛距離も落ちて、アイアンショット
も切れがなくなり、アプローチはダフりが出たりとめちゃくちゃになりました。

昔のように30ヤードのアプローチ、低い球で止めることを繰り返し、
フォームを固めてるのですが、昔のように打てません。
スコアも120を叩く始末、、、


Answer

80台まで出しておきながら、120とはガッカリでしょう。
でも、これは良くある事のようです。

ゴルフは再現性です。
どうすると同じ事が毎回できるかをまず勉強してください。
ほとんどの人はこれができていません。

まず、ゴルフにはズレと言うものがあります。
これをまず素直に受け止めるようにしましょう。
いくら天才でもPCのように一度プログラミングしたら、全く同じように
動くようになる人などは存在しません。

人間は生身ですので、その日その日の感覚が違い、経験と感覚だけで
振っていればできると思っている人がほとんどです。

ゴルフは理屈じゃないとか、感性やセンスで感覚を大事に、ゴチャゴチャ
と考えずに振るものだと言う主張もあるのですが、自転車ではありません
ので、そこまで簡単ではないのです。
まして進化したタイガー打法のような飛距離を出す難易度の高い打法は
甲子園でホームランを打つような物であり、トリプルアクセルをする
ようなものなのです。

そこでフォームと言う武道でいう型をまず習得して、それを定着させる事
が重要で、その定着期間中にはズレを早期発見して早期修正する必要が
必須条件となりますが、これが一番できていない部分です。

そして感性だけで習得しようと、毎日500球打てば上手くなると言って
試行錯誤すると、相当運動神経が良く器用な人が何年もやっていれば偶然
良くなる事はありますが、逆に下手を固める事になるのです。

ゴルフはフォームという、動きのメカニズムを頭で理解し、それを体で
表現する事で、ズレた時にどこに戻すのかを理解していなければ
どんどんズレて本体の打法自体が崩れてしまいます。

これはどんなレベルでも起きる事です。
マスターズに優勝したトップ選手も、世界ランキング1位にまでなった
選手でも崩してしまい、引退したりゴルフ自体を辞めています。
あらゆる事がきっかけでスイングが崩れて当たらなくなるのです。

何年経っても、突然どうやってテイクバックしていたか忘れて、真っ白
になる事もあります。
ましてレッスンで修正してナイスショットが出るようになっても、また
新しい動きを習得して練習し始めても、定着するまでは、その打ち方は
1~2日で消えて、また元のスイングに戻ってしまいます。

これを戻さないようにするためにはどこがズレたのかを動画を診て
自分で分かる診断法を習得し、早期発見する事が大切です。
そして、ズレを発見したらそれをどうやって修正するかの修正法をも
習得すれば、常にベストのスイングを維持する事が可能になるのです。

質問者さんのように、ズレに気が付かず、積りスイングや日替わり
スイングをしていると、いくらでも遠回りして取り返しのつかない状態
になる可能性がいくらでもあります。

ご自身のフォームや軌道のチェックは毎日でも行い、ズレがあったら
すぐに治すようにしましょう。





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