2018年10月25日木曜日

切り返し時のタメの定義とは


Question

切り返しの間(タメ)の定義というか納得しやすい説明がほしいです!

動画やレッスン本、ティーチングプロからツアープロまで色々と拝見して
きましたが、ありすぎてよく分からないんです

トップ寸前からの下半身始動で引き起こされるシャフトのしなりがタメ
とか、切り返しで下半身始動での腕の垂直落下した状態のことだよとか
グリップを引き込んだ急角度がタメだよとかetc…


Answer

重要なのは打つ前の準備と動作です。
トップから切り返してダウンスイングに入る前に何をするかであって
名称や言葉はこの際ですから仮に統一しましょう。

トップからダウンスイングに入るまでを「切り返し」とします。
ここでタメを作ると言うお話だと思います。

このタメとは色々な説や意味があるかと思いますが、単に切り返す
のではないとお気づきかと思います。
この切り返し時にエネルギーを蓄積し、その解放の力とダウンスイング
の力を合わせて勢いを付けるという動作がタメです。

筋肉は軽く力を入れておき伸ばすと反動で元に戻ろうとします。
そこにエネルギーが貯まるのでタメと言うのです。
ではどこの筋肉に蓄積させるかというと、それは主に腹筋です。

また、テイクバックでは左の脇腹、切り返しでは右の脇腹にもタメを
作る事ができます。
この両サイドの横腹の筋肉を締めて回転すると、胴体の緩みが減り、
さらに回転のパワーが生れます。

腹筋はサッカーのスローインのように、両手を上げてボールを投げる
時に力を入れて投げ入れます。
また、テニスのサーブ時には手を大きく上げて、腹筋を使って打ちます
ので、200kmとも言われる球が打てるのです。

このようにゴルフも腹筋を使って打つとパワーが増し、切り返しにこれ
を行う事で一瞬ヘッドが止まっている間に体は打つ体勢に動き始め
体重も左に移動し始めて打つ準備ができるのです。

この切り返しがバンプ、ダンプ、ターンのバンプでタメを行う動作
なのです。
このバンプのタメはスイングの縦が強くなりますので、当たりが薄い人
はこれを入れただけで当たりが厚くなり、10~20Yは飛距離が
伸びる可能性があります。

また、当たりが厚い人はこれを入れて、さらに横回転を強くしたり速く
する事でミートするバランスを調整するとかなり飛距離が伸びます。

シャフトのしなりにも、確かにエネルギーがタメられるのですが、
これは方向が悪くなりますので、できるだけ硬いシャフトでしなりで
飛ばそうとせず、まずはタメで飛距離を伸ばしてみてください。

飛ばしの技は10種類以上ありますので、このタメもそのうちの一つで
回転を速くする体や脚の使い方なども習得して、ヘッド速度を上げてみて
ください。




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