2018年10月29日月曜日

ライ角の調整は必要ですか?


Question

クラブのライ角について教えてください。
最近、ドライバーやアイアンについて、ライ角を調整するということを
よく耳にしますが、それによってどのような効果があるのでしょうか。

また、アイアンを調整する場合、ゴルフショップでも可能でしょうか。


Answer

ライ角調整は最初にイニシャルフィティングをした際に調整してもらいます。
イニシャルフィティングとは、ロフト角、ウエイトバランス、総重量バランス、
長さ、振動数、ライ角などの調整です。

クラブはまずアイアンセットとウッドセット、UTセットなど、それぞれに現在
はみな規格が違います。

もともと42インチだったDRは徐々に45インチが標準だとされるまで長くし
今ではプロよりもアマチュアの方が長いクラブを使っています。

まず長すぎるDRやウッドを切って、アイアンと同じ規格に戻す事でよりミート
率が上がり、余計な悩みを抱える必要がなくなります。

また、純正だの高級だので高いシャフトを装着しているのですが、実はほとんど
が高齢者用で若い人には合いません。

できればヘッドだけ買って、硬いトルクの少ないシャフトを使いたいのですが、
ヘッドだけはなかなか売ってくれません。

したがって、気に入ったヘッドがあったら、一番安いシャフトの物を買って挿し
替えるしかないのが現状です。

ライ角は新品のアイアンであれば事前にご自身に合った角度の物を注文できるの
ですが、これは実際にインパクトでご自身が打つ時のライ角にクラブのライ角を
合わせてもらう作業です。

実際のライ角とはインパクトの姿勢を作り、その時にシャフトと地面とで出来る
内側(体側)の角度の事を言います。

アドレス時のトウの浮き具合で決めるクラフトマンがいますが、インパクトで
ハンドアップにしてフルアンコックする人は角度が合いませんので、実際に
インパクトの角度を見せて、それに合わせるように注文します。

本格的にゴルフをされる方は、このような初期にすでに体に合ったセットを作っ
ておく必要があるのですが、お遊びでゴルフをされる方は90を切ってからでも
遅くはありません。

ゴルフショップや練習場に居るクラフトマンにお願いすれば、一本数百円で曲げ
てもらえますので、持論を押し付けて来たり、バランスが出ないからシャフトを
交換しろとか言って来るクラフトマンは避けた方が良いでしょう。

ウエイトバランスは鉛を貼ればいくらでも出ます。
また、85gのX(アメリカ規格)の3万円相当のシャフトがでも6000円程度
で通販で購入できます。

アイアンのライ角はトウが浮いていると球が左に出ますし、ヒールが浮いていると
地面に着いた時にクラブが回転してグリップがズレます。
気になるようになったら曲げてもらうと良いでしょう。


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