2018年11月14日水曜日

沈み込みと伸び上がり


Question

テークバックが終わりバックスイングに入るとこから左ひざが
前に出て頭が沈み込み、トップからインパクトにかえて
沈み込んだ分伸び上がります。

前後、上下動でドライバーのミート率が安定しません。
左ひざを最小限の動きにさせるコツや練習方法があれば
教えて頂きたいです。

4スタンスはA1になります。
ゴルフ歴1.5年、HDCP15、HS49~50
何卒、よろしくお願い致します。


Answer

沈み込みや伸び上がりはミート率を下げる原因の一つにはなりますが
それを治したから芯を外さないと言う事にはなりません。

切り返しでの踏み込みのフォームを替えると沈み込みはなくなります。
ただ、この上下運動をわざと入れている打法もあります。

タイガー打法は踏み込みで一旦沈み、沈んだまま打ちます。
これを組み込んで上手く打っている人達も沢山います。
また、沈んでから伸びあがって元の位置に戻すブランコ効果を出す
打法もありますが、これは難易度が高くあまり多くはありません。

基本はできるだけ軸は動かさずに打つ事ですが、バンプでの踏み込み
による沈み込みはかなりのパワーが出ます。
これはどちらを取るか、あるいは少なくして安定させるかなどの
価値判断となるかと思います。

いずれにせよ、軸を動かす打法はタイミング調整や移動幅を一定にする
のが極めて難しいので、まずは基本動作だけのシンプルな打法をマスター
してから必要だと思ったら組み込めば良いと思います。

そのシンプルな打法とはコントロールショットです。
9時3時のハーフショットなのですが、手とヘッドの軌道が一面にある
オンプレインのとても単純な打法です。

これは重力を使った体重移動や体の捻転戻しだけで打つ打法として下半身
や体をあまり使わない打ち方です。

弾道も低く6割程度の力で打つためにミスが少なく、トッププロでも
このショットでベタピンに着けてきます。
むしろフルショットで引っ掛けたりミスをするよりは、安全にそして距離
がピタリと出る打ち方が良いのです。

恐らく1年半の間に癖がついてしまった可能性がありますので、ご自宅
の鏡の前でゆっくりとエアーで体を回転させてみてください。
この際に頭が動かないように連続で振ってみてください。

練習時はまずなぞりをします。
そして、その動きに慣れたら今度はゆっくりと振ります。
エアーでも素振りでも同じようにゆっくりと振る事で、動きが具体化し、
頭でその動きが理解できるようになります。

最初から早いスピードで振ると、自分がどう動いたかなどは全く覚えて
いません。
正しい動きのなぞりができて、それからスローで振ってみて、それが
できたら本来の速度で素振りをして、同じ場所にヘッドが落ちるように
なってから球を打ちます。

このプロセスを省いて先に行こうとすると上下左右のブレが生じて
それが癖になって治らなくなります。
初心者のうちに軸のブレをなくし、一定の軌道で振れるように練習すると
遠回りが省けて逆に早く完成すると思います。




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