2018年11月15日木曜日

捻転は十分した方がよいのでしょうか?


Question

身体が開くのが早いらしく、ボールが右方向に飛んでいくのが悩みなのですが、
知人より、「しっかり捻転して、スイングする際は体が開きすぎないように、
腰を切る意識よりも腕を振り下ろす意識を」と教わり、暫く練習していたのですが、
確かに右にはいかなくなった気はしますがミスを連発します。

そんな時、ふと、捻転を浅めに、同時にテイクバックも浅めにとってみたところ、
だいぶ球筋が安定したような気がします。
何が正解なのか分からなくなってるのですが、アドバイス頂けないでしょうか?


Answer

我流ゴルファーはこのようにすぐに新しい打法を開発しようとします。
これは無限大の試行錯誤になるだけで永遠の遠回りになります。

新しい打法は世界のトップツアー選手の仕事で、それも四半世紀ごとの事で
素人がそう簡単に作り出せるような簡単なものではありません。

そして結局、既存の打法に向かうようになるか、オヤジスイングになるかの
どちらかになるのです。


体が開くのが早いと言う表現ですが、ダウンスイングで腰の開きが早いのか
それとも肩の開きが早いのかどちらでしょうか?

このようにご自身の動きすら説明できない方達同士が、ああでもないこおでもない
と違った打法の動作をアドバイスし、安定するとかしないとか、芯に当たっている
のか、当たるけど方向が悪いのかなどの具体的な症状も説明なく、これでは
どのような動作でどのような症状なのかが分かりません。

テイクバックも浅めにと言うのですが、どこまでが浅くどこまでが深いのかすら
良く分かりません。
ハーフショットで安定したのでしたらそれはそれで使えますが、では飛距離は
どうなのでしょうか?

飛距離が出れば安定しないのは当然ですし、飛距離のないショットならどんな
打ち方をしても良い事になります。

まず芯に当たっているのかどうかです。
初心者は10球中2球くらいしか当たらず、中級になると半分程度は当たり
上級者でやっと8割程度真芯に当たるようになると考えてください。

初心者はどんな動きや打法でも2割程度しか当たりませんが、上級者が
新しい動きを入れると数分の間に8割程度芯に当たるようになります。

また、打法の難易度によってすぐにできる動きとできない動きがあります。
全ての動きができるようになるまでに人によって雲泥の差があります。
できない内は当たりませんし、すぐにできた人はすぐに当たるようになります。

このように、難易度によって、あるいは人によってどうなるか分からない物を
しかも、ビフォーアフターの表現もできない状態でアドバイスが欲しいと
言われても、ますまず混乱してグシャグシャになるのは明白です。
小さくまとまったり、偶然当たって一時的に当たるようになっても、またすぐに
違う事をしたり崩れたり忘れたりで空回りします。

しっかりと打法と原理を勉強して、それに従った動きだけを定着させるという
練習内容にしないと、一生このような空回りを続ける事になるかと思います。

本格的にゴルフの上達を考えておられるのでしたら、それなりの努力が必要です。
まずは新打法の開発は辞めて既存の打法を習得するところから始めましょう。




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