2018年11月24日土曜日

パーオン狙いの時にスイングが乱れます


Question

素振りのときと本番のときと全然フォームが違ってしまいます。
目はボールから離れるし、ダフルし。

ドライバーとアプローチのときはそんなに変わらないんですが、
2打目からの特にアイアンでパーオンを狙うときに乱れます。

気持とか、狙いとか、集中するところとか、改善するポイントを教えてください。


Answer

素振りと本振りで違う事をする人が大勢います。
これはもともと色々なメニューが多すぎる事もあるのですが、実際に打つ
時にはどのフォルダーが開くかは本人ですら分かりません。

物理的な原因としてはその動きや打法に慣れていない場合です。
まだ3年以内で完全に定着していない人は良くある事です。
条件反射のようにその動きが完璧にできるかどうかがポイントです。

それまでは自信がないので、体が勝手に動き易い動きで振る事が優先になり
自分でもどう振って良いのか度忘れしたりと色々な事が起きます。

まず、アドレス時にどんな打球でどんな感触でというイメージが湧かない場合
などはまだ自信がない事になります。
当たる気がしないとか、失敗したら恥ずかしいなどの邪念が入るのもこの
ような段階で、まだまだ練習での成功体験が足りないと言えるでしょう。

また、ワンスイングになっていないとDRが会心のショットで、その後のショート
アイアンで当たらないという、基礎的なセットアップ自体ができていない場合も
あります。

質問者さんの可能性としてはグリーンを狙う時に力んでしまうという問題が
あるのかも知れません。
8割のフルショット、そして6割のコントロールショットをマスターし、完全
に使い分けていますか?


そしてメンタル面での原因があります。
これはまず冷静さを欠き、自分で自分をコントロールできない、いわゆる頭が
真っ白状態や、ドキドキして上がっているような精神状態になる事です。

常に落ち着いた精神状態を保つ事で淡々としたプレーができるのですが、
それにはまずパニクルような状況を作らないように、物理的に安定したプレー
をする事です。

そこそこの80点のドライバーショットでもFWに置き、グリーンはピンポジ
に関わらず真ん中に乗せ、何も起こらないという安定した内容です。

できるだけグリーンに近づけて、ベタピンでバーディーを取りに行くという
攻めのゴルフはメンタル的にかなりの負荷が掛かります。

4日間の試合となるとこれでは最終日まで持ちません。
プロは安全な守りのゴルフをしながら、チャンスがあった時だけピンをデッド
に狙うという臨機応変な内容で回ります。
それは18ホールで恐らく3~4回くらいだと言われています。

まずご質問の内容から察するに、グリーンを狙う時とあるのは、ベタピンには
絶好のチャンスで、めったにないチャンスを逃すまいと精神的なプレッシャーが
あるのだという事が想像できます。

グリーンを目の前にして、よし!ピッタリと着けてやるぞ!的な思いが生れて舞い
上がってしまうと良くそのような事があり、トップしたりザックリなどが起き易く、
せっかくのチャンスだったのに~!とその精神的なダメージで落ち込むのです。

技術的には力まないようにルティーン通りにしたコントロールショットが定石です。
また、メンタル的には前向きなイメージだけで深呼吸や瞑想的な心を落ち着かせ
るといった方法でゆったりと行います。

いずれにせよ、技術面も精神面も経験が必要です。見習い3年、一人前には
10年と言われるように、ドキドキする経験を何度も乗り越える事で落ち着いて
打てるようになるでしょう。




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