2018年11月30日金曜日

アイアンとドライバーの違い


Question

アイアンはある程度まっすぐに綺麗に飛ぶのですが、なぜかドライバーは
左に行ったり右に行ったり、ダフったり、スライスしたりします。

よく周りからは、下を打ちすぎとか、アイアンの打ち方をしていると言われます。
アイアンは縦振り、ドライバーは横振りと言いますが、いまいちわかりません。

どういうことなのでしょうか?


Answer

まず、縦振りと横降りの意味を統一しましょう。
ヘッドの軌道を飛球線上後方から見た場合に地面に対して立っているかどうか
を見た場合にショートアイアンは立っていて、ウッドは寝ています。

それに対して、背骨に対してこのヘッドの軌道角度を見た場合、本来ならば
全ての番手は同じ角度で打つ事がワンスイング方式で一番効率が良いのです。
違うのは前傾角度です。


本来、どの番手でも体に対しては同じ角度で振って成立するように設計された
クラブセットなのですが、それをあえて各番手ごとに違う角度で打っている人が
大勢います。

多くの人はショートアイアンでは前傾が立っており、その分軌道は体に対して
縦になっています。
その番手に合った前傾角度にする事で、全ての番手は一種類の角度で振れる
のに、わざわざ違う角度で振って無意味に複雑にしています。

ゴルフはいくらでも遠回りすると言われる理由の一つにこのセットアップがあり
まずは正しい姿勢で構えるところからゴルフは始まります。

さて、ご質問なのですが、ドライバーだけスライスするというのは、これはとは
別問題です。

最近のドライバーはやたらと長く、やたらと柔らかく作ってあり、シャフトは
捻じれ、フェイスが開いて当たる事でスライスが出る事もあります。

まずは高齢者向けに作られた最近の売れ筋クラブはシャフトを交換しないと
使えないと言う状況です。

ベンホーガンは42インチ、ジャックニクラウスは43.5インチ、そして現在の
タイガーは44,5インチです。

純正だの標準だのと言ってはどんどん長いクラブを買わせているメーカーは
45インチを薦めすのですが、タイガーウッズよりも長いクラブを使うと言う事は
タイガーよりも上手いと思っておられるのでしょうか?

長いクラブほど当たりません。
芯を外せば飛距離は落ちますし、しかも方向が悪くなります。
現在のアマチュアはベンホーガンよりも、ジャックニクラウスよりも上手いと
思っておられる事になります。

まずは42インチで芯を外さなくなったら少しずつ長くしても良いでしょう。
あるいは自信がある人でしたら43インチでも44インチでも良いのですが、芯を
外している間は長くする意味がありません。

まして60gだののグニャグニャなシャフトは捻じれが酷く、インパクトまでに
開いたフェイスが戻らずに当たるクラブでは話になりません。

2000円程度の中古クラブを買って、それに通販で売っている6000円の
85g、Xシャフトを入れて43インチで打ってみてください。
それでスライスが出るようでしたら打ち方ですので、ヘッドの引き寄せや
ローテーションの調整をしてストレート球が打てるようにすれば良い事です。

ダフりトップ、スライスをしているのは無暗やたらと無駄に難しいクラブを使って
いる可能性がありますので、まずはプロよりも難しいクラブを使わないように
する事が大切です。





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