2018年12月13日木曜日

46インチドライバーで飛距離を増やしたい


Question

46インチで、飛ばそうとすると、左に突っ込みスライス系のスピン大量。
ゆっくり振ると当たるのですが、250ヤードしか飛びません。
しっかり振るなら45インチで、ヘースローティションをしながら振った方が
良いのでしょうか?


Answer

まず、46インチは長過ぎます。
そもそも現在標準とされている45インチでも長いのです。
タイガーウッズは44.5インチを現在使っており、長年の間は43.5
インチでメジャーに何度も勝っています。
44.75だと長すぎて芯を外すと言うのです。

600年からの歴史の中で培われて来たノウハウは41~42インチで
ベンホーガンの時代はアイアンセットの流れでウッドもドライバーも
全部揃っていたのです。

これは素材やテクノロジーではなく、身体能力や運動力学の世界の話で
このバランスを崩せばどこかに弊害が起きるのは当然です。

長尺ブームでやたらとドライバーを長くして、長いほど飛ぶと宣伝して
販売を促進してきたのがゴルフメーカーです。

シャフトは長いほど当たりません。
ドライバーだけ長くしていた時代には、バランスが崩れてスイングも崩れ
少しずつアイアンも長くしてしまい、ロフトまで立てて飛ぶと宣伝し、番手
ずらしをして来ました。

メーカーは良いクラブではなく売れるクラブしか作りません。
もともとは北欧の背の高い男子プロ達が42インチを使っていたのですが
販促のために徐々に長くして行き、その長さに対応できなくて脱落した
トッププロがかなりいました。
マスターズで4位と言う日本人最高位だったトッププロまでそれがきっかけ
でスイングを崩して引退しています。

本来はウエッジからドライバーまで長さは番手ごとにハーフインチずつ
長さを変えて一直線になっていました。
ところが、その法則を崩してでも長いクラブが売れるので、どんどん
長くして販売して来たのです。

問題はシャフトが少しでも長いとそれだけで精度を上げる必要がある事です。
マッスルバック(MD)は難しいからと言って薦めないのに、3インチも長い
シャフトを標準だと言って売っており、しかもそれを誰も疑問に思っていない
と言うのがこの業界なのです。

スライスが出る原因の一つにシャフトがあります。
軟らかいシャフト、トルクが高い(ねじれ易い)シャフトはスライス系です。
また、同じ柔らかいシャフトでも長いほど捻じれ、長いほどスライスが
出易くなります。

今やアマチュアの方が長いクラブを使っている事自体がおかしな話です。
タイガーウッズよりも上手いと思っているからなのでしょうか?

長いシャフトを使いこなすには筋力が必要です。
また、クラブの動きを変え、球の位置や軸位置を変えて対応しなければ
ならず、ドラコンならドライバーしか使わないのでそれで良いのですが
合わないアイアンを組み合わせて使うと違う振り方をしなければならず
それが原因でスイングが崩れる事もあるのです。

43インチで芯を外さなくなったらハーフインチ長くして、それでまた
芯を外さなくなったらまたハーフインチ長くすると言う方法もあります。
(する必要はないのですが、どうしても長くしたいなら)

質問者さんは最初から長尺を使って当たらないためにストレスをためて
いるようです。
飛距離は飛ばしの技の10種類をマスターし、それに必要な筋肉を付る
事であと50Yは伸びるでしょう。

ちなみにドラコンのサドロウスキー選手は29インチと言う短尺でも
405Yを打ちます。

https://www.youtube.com/watch?v=XwP8CXBDL7Y&feature=youtu.be






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