2018年12月12日水曜日

インパクト後にヘッドスピードを最大にする?


Question

インパクト後にヘッドスピードを最大にすると飛ぶ
という説明がよくされてますよね。

力学的に考えてインパクト後に最大スピードにしても
後の祭りじゃないんですか?

インパクトポジションで最大にする為にはインパクト
直前でほぼ最大になるスイングと思うのですが。

まあ、1/10000秒の話でしょうからどうでもいいんですが、
インパクト後の最大が一番飛ぶなんてのがしっくり来ないし
どうにも気に入らないもんで。


Answer

この表現は二つあるかと思われます。
後ろ倒しや平行落としなど、歪を利用してダウンスイングすると
ヘッドが走り過ぎて左に引っ掛けるほど引っ張られる事があります。

これは体の弓を利用したムチ効果や、シャフトが波を打ったような
動きをするうねり効果、またクラブが巻き付きながら降りて来る
引き寄せやレイドオフのダウンスイングによってヘッドが体の近く
を通り、インパクト付近でそれぞれのタメの解放が一気に解放され
それぞれのタイミングが合うと信じられないほどのスピードが出て
体が目標方向に持って行かれるほどのパワーが出ます。
これを一言で表現すると、そうなるのかも知れません。

また、飛距離はヘッド速度だけではなく重量が必要です。
当たる時にグリップを緩めたら飛びません。
また、腕を緩めても球に力が伝わらず、体重を乗せなかったり
すればさらに飛ばなくなります。

これは何かと言うと重量です。
インパクトでしっかりとグリップを最大に握り、腕を伸ばして体重を
乗せると球がつぶれます。

重量とはヘッドの重量だけではなく、インパクトの重量として体を
使った押し込みによって衝撃力を上げる事です。
これによって球の反発力を十分に発揮する事ができるのでより
跳ぶのです。

この押し込みは右腕と右脚の蹴りで大きな鉄の扉をスライドさせて
上げるような形です。
右足をしっかりと踏ん張って、体重は右足でも左に倒れながら左に
傾きながら体重を乗せて、右手で扉を左にスライドさせるのです。
この形が一番力が出るのであって、決して左脚重心で開けたり、
その場で回転して開けるのでは重い扉は開きません。

ゴルフの飛距離はこのヘッド速度と重量です。
恐らくその両方の意味を込めたのがこの表現なのではないでしょうか。




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