2018年12月19日水曜日

プロは自分の持ち球が決まっているのですか?


Question

プロはフェード、ドローと言う自分の持ち球が
決まっているのですか。

まっすぐ打てる人は、まっすぐなのでしょうか。


Answer

ゴルフのスイングを見てそれを真似るだけで振るとほとんどの場合
フェイドになります。

これはインパクトではフェイスはスクエアなのですが軌道がアウトイン
に移動しているために左に出て戻ってくる曲線的な弾道になります。

このフェイドは一番出易い球筋で、多数派が強い日本では大勢の人が
この球筋なので、これで良しとする風潮があります。

球の種類は大きく分けて9種類です。
出球が左、真っ直ぐ、右の3種類で、途中からの曲がり方が左、真っ直ぐ
右の3種類で9種類になります。

これらはそれぞれに原因が分かっています。
この中で一番難しいのが出球が真っ直ぐな、ストレート球だと言う人も
いるのですが、いずれにせよ大切なのは思った所に落とす事です。

さて、ゴルフは再現性ですので、決まった球筋や飛距離が大切で、
毎回同じ飛びをする球が打てるかどうかです。

ヘッドがインアウトだとドローになり、アウトインだとフェイドになり、
そのほとんどの原因は肩の開きや手の軌道です。
中には手はインアウトでもヘッドがアウトインの人もたまにいますが・・

ストレート球が打てれば、右を向いてフェイスを被せればドローになり
左を向いてフェイスを開けばフェイドになります。
いずれも向いている方向にストレート打ちをするだけなので、1種類の
軌道で3種の球質を打ち分ける事ができると言う事です。

ストレート球や軽いドロー、軽いフェイドは全く問題がありません。
問題は常に同じ球筋が打てる事です。
どれを固めるかは個人の自由ですし、出たとこ勝負でそれを固めても
構いません。

そして、その球を基準としてセットアップを変えるだけで3種類の球が
打てるようになればかなり高度なレベルの競技で戦えます。
また、軽いドローしか打てない人でも、セットアップを変えてフェイドが
打てれば、その二種類だけでも高度なコースで戦えます。

アイアンもドライバーもストレートに出るストレート球が打てればそれが理想
と言う事になるのですが、これがなかなか難しいために、フェイドが持ち球
ですと言う人が非常に多いのが現状です。

戦略として曲げ球はレベルの高いコースで60台をコンスタントに出す段階で
必要になってきます。
インテンショナルにドローを打ったりフェイドを打って番手間の距離を出す、
あるいは傾斜面にぶつけて止めるなどの高度な技術が必要なコースで打ち分け
をするというのが世界の標準だからです。

FWが右から左に傾斜していて、一番右に落としても転がって左のラフまで
落ちてしまうようなレイアウトや、またグリーンが左から右に傾いていて、
左端に落としても止まらずに右下まで落ちるなど、この場合はドローで右から
曲げて斜面にぶつけて止めるという技術が要求されるのです。

このような難しいコースでプレーせずに済む場合には必要がありませんし
番手間距離も力加減や球の位置で調整すれば、なんとか出来ますので
あえて、インテンショナルの曲げ球を打つ必要はないかも知れません。

レベルやコースに応じて、また個人の価値観や好みで選択すれば良いのかも
知れません。




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