2018年12月23日日曜日

構えたらすぐ打てるようになりたい


Question

テークバック始動のコツありますか?
アドレスして、構えたらすぐ打てるようになりたいです。
いざ、打とうとすると、なかなか始められません。

おすすめ方法がありましたら、お願いします。


Answer

始動が遅いのには色々な理由があるのですが、まず多いのはシュミレーション
による時間の取り方です。

構えてからどこをどう動かして、と考えるのは悪くはないのですが、あまり課題
が多過ぎると時間が掛かったり迷ったりして時間が掛かってしまいます。

この場合は完全に定着していない部分だけの反復です。
両手はどうするのか、腕はどうするのか、体重移動はどうするのかと考えるのは
良いのですが、その一つ一つが正確かつ確実にできていないのでは、全ての
課題を一度にクリアするのは無理です。

何も考えずにサッと上げろと指導する人がいますが、全ての動きが定着している
人や100以上叩く人ならそれでも良いのですが、競技ゴルファーを目指すなら
最初から正確な動作を身に着けておく必要があります。

そもそも時間が掛かっている方ですのでアバウトな方ではなく、几帳面かつ真剣
に取り組んでいる姿勢がうかがえますので、そのような性格はゴルフには大変
貴重な資質と言えるでしょう。

そのようなもともと几帳面な性格の方はいい加減な事ができませんので、
それぞれの部位をどう動かすと効率が良いかを把握し、その運動を反復して
一つ一つを部分的に記憶させて後で合わせます。

ただ、時間を掛けてどこをどう動かすかを事前にシュミレーションしてから
始動していると、どんどん時間が掛かってしまう事があります。
質問者さんは恐らくそれで時間が掛かっているのだと思います。
この場合はある程度フォームが定着したら、時間を計ってすぐに打つ練習も
必要です。

動きの定着は基本は毎日60回の21日です。
それぞれの動きを平行してこれだけ練習すれば、合わせて同時にうごかしても
ほぼ動かせる状態までになります。
しかし、できるはずなのにそれでもなお時間を使ってシュミレーションをして
いる人もいます。

したがって、初心者はある程度打って楽しみが分かったら、今度は球打ちでは
なく、ドリルで目指す打法の動きを定着させる練習です。
球さえ数打っていれば上手くなると言うのはその段階によります。

これをやらずに球打ちばかりで組み立てしようとしてミスばかりの経験をすると
逆に失敗経験から今度はイプスになって始動できなくなる事があります。

練習は失敗経験ではなく、成功体験を積んで行く事です。
これが自信となって当たらない感じがしないという段階になりますので、
しっかりと反復練習をしてください。




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