2018年12月27日木曜日

短距離ショットの練習方法


Question

ショットには問題はなく、イーブンで回る事が多いのですが、
どうしてもバーディーが取れません。
なので課題は 120 ヤード以内の精度だと思っています。

練習方法や練習内容を教えてください。


Answer

最終的にスコアメイクに貢献するのがこのアプローチです。
パー5での三打目は短いアプローチになります。
バックティーからはだと50Y~100Y前後になる事が多いので、
この距離がワンパット圏内につけられればバーディーが取れます。

ゴルフはいかにバーディーを取り、ボギーを取らないかですので、
最初はパー5でのバーディーを確実に取る必要があります。

そして、次は短いパー4です。
残りがこの距離になるホールはバーディーを取り易い事になります。
したがってDRの飛距離も大いに関係してきます。

さて、この短距離ショットですが、番手間は約10Yほどあります。
したがってどんなに正確に打っても、番手間距離だとピンから5Y離れる
事があります。

まずは方向性と縦距離が正確に打てるようになる事が大切なのですが
次はこの番手間を何とかしなければなりません。

まず、打法としてコントロールショットを使います。
これはフルショットが8割の力だとすると6割のショットで、体を使わず
いわゆる手打ちでのハーフショットです。

この打ち方はシンプルでミスが少なく、安全で安定したショットとして
欧米のプロ達はこれを得意としています。

この打法で8番アイアンから60度のウェッジまで全ての番手で使い
フルショットの10Y~20Y弱の飛距離としてスピン量の少ない、低い球を
打つ事ができます。

軟らかいグリーンでバックスピンで戻って来てピンから離れてしまう様な
場合にはこのショットで落ちた所で止める事ができます。

ただ、砲台グリーンやラフからのショットは止まらないので、そのような
場合にはフルショットで止まり易い球を打ちます。

このフルショットとコントロールショットを使い分ける事で、8番以下は
二本分の役割をする事になり、コントロールショットを15Y弱にすると
番手間距離を出す事ができます。

また、同じコントロールショットやフルショットでも番手間を出す事が
可能で、これには2種類の方法があります。
これは力加減や速度を変えるのではなく、全く同じ速度、同じ力、そして
同じ振り幅で距離を変える方法です。

良く、番手間を出すのに少しだけ力を抜くとか言う人がいるのですが
緩んだり体が止まったりでミスが多く、定着するのに相当な年月が必要
となります。

基本はワンスイングですので、まずは球の位置です。
フルショットもコントロールショットも球の位置を変えるだけでロフトの
角度が変わります。
傾斜で飛距離が変わるのと同じ原理です。

これで球の位置を半分、一つ、一つ半と右や左に移動して打つことで
4度のロフトの差が1度ずつに変えられる原理です。

これらの技術は60台をコンスタントに出そうとする段階にはどうしても必要
な事で、まずはその番手の飛距離を正確に毎回だせるようにしてからの練習と
なります。

二つ目は曲げ球です。
軽いスライスや軽いフックで曲げると飛距離が変わります。

これは落ちてからの転がりも調整できますので、大変効果的です。
グリーンが硬く、左上から右下へ傾斜している場合、この斜面にフックで
ぶつけて止めると同時に、飛距離も伸ばす事ができます。

これは曲げ具合によって距離が変わりますので、例えば8番アイアンで
150Yだとすると、9番で150Y出るフック球がどのくらい曲がるかを
覚えておく必要があります。

9番で140Yだったとすると、どのくらい曲げると143ヤードになり、どの
程度曲げると147ヤードになるかなど、相当な練習が必要になります。

自分のクラブで、そして自分のボールでどの程度操作できるのかを
念入りに調査し研究するという練習内容となります。

プロのパターはほとんど差がないほど上手です。
大きく違うのはこの短距離ショットで、この部分でバーディーの数が違い
最終的にはここで勝敗が決まると言っても過言ではありません。

短距離は引き出しを増やし、それぞれを得意とするほど安定させ、いかに縦距離
を正確に出せるかの練習が必要だと思います。




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