2018年12月8日土曜日

先生の指導で打てなくなります


Question

ゴルフ経験者(90台くらい)でゴルフレッスンに通っています。
先生の指導で私は打てなくなります。

例えば、グリップ直されたら打てなくなるし。
下半身リードと言われれば打てなくなるし。

あとあと、先生の教えが効いてくることを信じてるんですが。


Answer

レッスンには大改造もあれば、単なる修正や補正、また調整などの色々な
内容があります。
改造とはそれこそグリップや姿勢、あらゆるところを基本に沿って一から
また積み上げて行く方法です。

これは今までのスイングをほとんど捨てて、大手術をする事なのです。
この手術をする必要があるのかどうかの判断がまず必要で、適応する人は
数年間は最低今までのスコアは元には戻らないのでその覚悟が必要です。

これはゴルフを最初に始めたのと同じで、握り方や振り方を全部替えるので
それまでの努力がほとんど無駄になります。

ところが、この大改造をしないと、途中で行き詰ってそれ以上スコアが伸びず
今のうちに大手術をしなければならない場合があるのです。

ゴルフ歴1年半程度の人で、とんでもなく我流でどうしようもないスイングを
している人なら大改造してまた一からやり直しても良いのですが、10年も
楽しんでいて80台まで出した事がある方は、10年間の癖を抜くと言う作業
が大変なので、むしろその癖を組み込んだ打法をデザインしながら、出た所
勝負という修正や補正を行います。

これでお分かりかと思いますが、そう簡単にスイングは改造できないのです。
また、いかに最初に理想の打法を習得するかが重要なのです。

最初から基礎をしっかりと習い、基本動作を習得していれば途中で改造する
必要がないので遠回りせずに済みます。
ところが、ある程度我流でその難しさを体験しないと習う必要がないと思い
我流で悪い癖を固めてしまって30年後にはオヤジスイングになるのです。

ただ、その先生が大改造をしているのか、単に修正をして当たるようにする
だけの内容にしているのかが分からないと判断はできませんが
指導者によってはどうしたら当たるようにできるのかを知らない人もおり
一時しのぎの応急処置や対処療法で誤魔化す人も大勢いるのも事実です。

補正や修正、あるいは調整といった作業はすぐに当たる方法を教える事で
ほとんどがその場で当たるようになります。

もちろん、数か月の初心者の場合は何をどうやっても当たらない事があり
基礎練習やドリルである程度動きを覚えてからでないと球を打つと言う段階
にはなっていない人もいます。

真剣に取り組んでいる人で、ある程度の動作が身についている場合は、補正
や調整によってその場では当たるようにできるのですが、その動きはまだ定着
していませんので、1~2日で消えてまた当たらなくなります。

そこで、また修正をして当てられるようにし、それを忘れないように練習を
するのですが、それでもまた当たらなくなりの繰り返しによって、徐々に覚え
徐々に定着して、最終的には自分一人でも当てられるようになるのです。

これに早い人でも数か月、遅い人は何年も掛かります。
ゴルフは好き勝手に振ってその癖によって一時的には当たるようになるの
ですが、その振り方ではほとんど将来性はなく、いつかは壁に当たって
大改造しないと乗り越えられない事になるのです。

PGAなどのレッスンプロの資格は現在80程度で回れれば取れますので、
中級クラスの人達と言う事になります。
そのレベルの人達はゴルフの本来の難しさをまだ体験していません。

60台で回った事があるくらいの経験者でないと知らない事が沢山あり、適当
な事を教えられる事もありますので、まずは指導者を選ぶ事、そして、内容
を協議の上決める事などが重要です。




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