2019年1月11日金曜日

倒れるぎりぎりまで脱力しきる?!


Question

ゴルフでは倒れるぎりぎりまで脱力しきるのが大事ですよね?


Answer

脱力しろと良く言われるのですが、どの筋肉の力を抜けと言うのかは
言う方も、受け取る方も様々です。

グリップを小鳥を握る程度にしろと言われてやったら、クラブが飛んで行った
と言う人もいましたが、どこの力を抜くのでしょうか?

脱力と言う場合、一つには腕や手の横振りを辞めろと言う場合があります。
腕や肩の回転だけで200Y程度は飛びます。

この手打ちの人はクラブを右から左に横振りして打っています。
したがって、肩を回転させながら腕で横に力を入れているのでこれが力み感
となり、その力みを抜けと言う意味で脱力と言われるのです。

質問者さんは倒れるギリギリと仰っているのですが、これは体重移動をして
左に倒れるギリギリまで体の力を抜けと言っているような気がします。

もちろん、体重移動は大切ですので、たまたま体重が乗ったら楽に振れたので
その意味で脱力は大切だと言われているのだと思います。
まあ、それも脱力になるのかも知れませんが、これでは体が緩んでブレる原因
にもなるかも知れません。

スイングは手打ちでの横振り部分を力まない事です。
では、どこで打つのでしょうか?

それは体全体を使い、縦振りにする事です。
縦振りとは上下運動です。
人間は杭を打ったり、剣道の面を打つ力はとても強いのですが、横に振るには
あまり適さない体形をしています。

また、落下すると言う重力も上下ですので、これを利用する事も効率を上げる
ために必要な事なのです。

居合いでは直径12cmほどの青竹を6本も一度に切る事ができるのですが、
横切りではなく、斜め縦に下して切っています。

両腕を上から引き落とす力と腹筋を使って一気に切るのです。
これはいくら斜めにしても横ではまず2本切るのも大変でしょう。

やはり力が入る形があります。
力を入れやすい動作が効率を上げます。

横は腰の開き、捻転戻し、両脚の蹴りなどでいくらでも強く、そして速くする事
ができますので、腹筋を使い腰を引いて両腕を縦に落とせば、腕の横振りは不要
で力感がない、スムーズなスイングができるようになるでしょう。



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