2019年1月18日金曜日

なかなかスコアがなかなか縮まりません


Question

全くの初心者からゴルフスクールに通い始めて、
約1年になりアラフォー女性ゴルファーです。

スクールの授業もラウンドも楽しくて仕方ないのですが、
10回ラウンドしてスコアがなかなか縮まりません。

練習場が近くになく、車がなく、仕事が忙しい状況で自助努力するとしたら、
どのような練習方法がありますか?

それともセンスが無さすぎて、迷惑かけるだけだからもっと上手くなるまで
ラウンドは控えるべきですか?
何でも良いですので、アドバイス宜しくお願いします。


Answer

ゴルフは基本的に再現性です。
再現性とは何度打っても同じ所に止められる能力です。

もちろん、飛距離も必要ですし、ほとんどの方は綺麗なスイングを目指して
いるかと思いますが、結局スコアを良くするのは再現性なのです。

では再現性を高めるには何が必要かを考えると質問の答えとなります。
ゴルフはまず芯を外すと飛距離が変わります。
そして、インパクト時のフェイスの向きによって、あるいはヘッドの軌道に
よって方向や曲がり具合が変わります。

ドローやフェイドでも、毎回同じ曲がり方をしていれば問題はありません。
要するに100回打って100回とも同じ動きで、100回とも真芯に当て
100回とも同じ軌道で、100回とも同じフェイスの向きで、100回とも
同じ力量で当てる事が出来るようにする事です。

まずはこれが基本で、さらに風や高低差によって落としどころが変わり、
そして、落ちてからどこ程度転がるかまで正確に把握して、その距離を
コントロールできなければなりません。

これだけの事ができるように、少しでも鍛錬して技術を磨いて行く事で
始めてスコアメイクがハイレベルで出来るようになるのですが、1年生の
ゴルフはまだその中の芯に当てる事すらできていない段階です。

100回打って何回真芯に当たるのでしょうか?
20回も当たれば良いかも知れません。

これをまず80回、90回にするのに恐らく3年くらいは掛かるのが当たり
前なのがゴルフです。
毎日何時間も練習できるのでしたら1年程度でもできるかも知れませんが
週一で練習をされる程度で、この再現性を高めるのはそれなりの努力が
必要です。

まず、再現性を高めるには動作の定着です。
毎回同じ動きができていないので当たらない球が出て来るのであって
全く同じ動きができていれば100発100中になるはずです。

この動きを安定させるには定着練習です。
ヘッドがmm単位で同じ軌道を動くようになるまで動作を一定にして、速度
リズム、力加減なども毎回同じにしなければ実現しません。

その段階に進むには、まずはご自宅でする事が沢山あります。
体全体が毎回同じ動きになっているかどうか、何も考えずにその動きが毎日
出来るかどうか。
練習用の短いクラブで動画で撮って、同じ事ができているかどうかの確認や
定着練習が必要です。

エアースイング、そしてイメージスイングなど、実際に練習場に行かずとも
する事がいくらでもあります。
テイクバックの軌道を安定させる練習などは家でも出来る事です。

この定着練習も、体の動き、手の軌道、ヘッドの軌道とどんどん難しくなり
素振りをする段階になるまでにもかなりの時間が必要です。

コースはショートゲームやパターの練習になりますので、ショットの練習は
練習場でできても、寄せなどは転がり具合を覚える必要がありますので
実践練習が必要です。

練習場とコースとの同時進行が一番早く上達します。
あまり迷惑を掛けるようでしたらお誘いがなくなりますので、あまり心配する
必要はないかも知れませんね。




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