2019年1月2日水曜日

最も効率の良い、そして早く上達する方法とは


Question

ゴルフを始めて1年半になります。
マキロイの打ち方を真似して一時期90台まで出たのですが、
また120とか平気で叩くようになりました。

このままではいつまで経っても上手くなれないと思い
最も効率の良い、そして早く上達する方法を探しています。
やる気は十分にあります。

なにかアドバイスをお願いします。


Answer

初心者の方にはほとんどできない方法だと思うのですが
本当に本格的にそして徹底的に頑張るだけのやる気があるのでしたら
理想とする最上級の方法をお教えします。

それはまず体の使い方を習得するための型を習います。
クラブは持たず、球打ち禁止、コースなども禁止です。

空手で最初に型を習うように、柔道で受け身を習得するように、まず球を打つ
前に、いくらでもやらなければならない事が沢山あります。

ゴルフはすぐに球を打ったり、いきなりコースに連れて行く人がいるのですが
我流で下手を固めて途中で限界やスランプが来てとんでもない遠回りをする
のです。
中にはトッププロでも転落してゴルフ自体を辞めている人がかなりいます。

ただ、中には運が良く、たまたまその時期だけ調子が良く満足ができて、継続
している人が居る事も事実です。

ゴルフでの基礎練習は本当につまらないもので単純な動きの反復です。
ゴルフの面白さを知る前に基礎練習などをしても身に付かず、また、
退屈でつまらないドリルばかりでほとんどの人は長続きできません。

ここでご紹介する最短で最高の練習方法とは、ゴルフを真剣に学ぼうとする人に
しかできない方法ですが、野球や体操競技は当然のようにみんながやる事です。


タイガー打法は一度に行う事が多過ぎて、一度に全部をこなすのは無理です。
体の部分部分が正しく動くようになってから、全部を同時に動かすと言う
高度なテクニックですので、そう簡単には習得できません。

いい加減に120で回る程度でよければ何でも良いのですが、本格的に
競技ゴルフを目指す方には、どこかでこのような充実した真剣な訓練が必要
になります。

もちろん覚悟があって、何がなんでも上達してみせるという意気込みがある人
でしたら、この退屈でつまらない分解ドリルに挑戦できるでしょう。

その方法とはまず、ボディーターンはクラブを持たず、手は胸に当てたまま体の
動きを習得します。これは大変重要なドリルです。
正しい体の動きやニーアクション、体の張りを作りながら重心移動や体勢移動、
そして、タイミングやリズムをこの時点で体に染み込ませます。

1年半されているので、ある程度の緩みや軸のブレは少なくなっていると想像
しますので、手振りのスイングから体を使ったスイングにするために、今は
これが一番大切な練習内容となります。

人によっては数週間、遅い人でも数か月でボディーターンのドリルを習得でき、
それがある程度定着して慣れてスムーズにできるようになります。

この間はその動きでできていない部分を補正し、ズレた所を修正し、タイミング
などを調整して毎日朝晩60回を21日間鏡を見ながらの反復です。

これができたら、次にその動きに腕を合わせてエアースイングを行い、それに
慣れたら初めてクラブを持ちます。

そして素振りでヘッドが同じ所に毎回落ちるようになるまでその型通りの動き
を練習し、何度振っても同じ事ができるようになったら、分かる人に診てもらい
ながら少量の球を打ちます。
素振りだけで数か月から数年掛かる事もあります。

これでまずはコントロールショットなどのハーフショットを練習して、正しい
タイミングや軌道をヘッドが走っているかを確認し、それをまずは定着させて
しっかりと当たるまで固めます。

そしてフルショットに入り、最初はショートアイアンで正確に打つ練習です。
習得した型が崩れたり、動かない部位があったらまた素振りを挟んで打ち、
この時点で全ての動きが正しい順序でタイミング良く動くようにします。

これで当たりが薄かったり厚かったりする間はまだコースへ行くと崩れます。
全てのクラブで同じ動きでショットが打てるようになったら、今度は持ち替えで
PWの次にDR、その次に5番アイアンと、一球ずつ持ち替えて打ち、最初の
一発目で真芯に当たる事を確認し、当たらない場合はワンスイングになって
いないため、どこかできていない部分があるのでそれを探し、修正して
最初の一球目でしっかりと当たるようにします。

これで問題なく安定して打てるようになったら、それからコースでの実践練習
を行います。
ここまで、通常は通算2~3年から遅い人は5~6年掛かります。
タイガー打法は複雑で難易度が高いために、よほどの覚悟がないとできません。

この時点では練習場と同じスイングができるようにするためで、ショートゲーム
の練習も行います。

本来はここまで出来て安定してからコンペなどに出場するのですが、いきなり
コースに連れていかれた方でも、いつかはこの方法で徹底的に大改造しないと
最新の世界の打法は習得できません。

ほとんどの人はこれが出来ません。
プロ選手くらい真剣に取り組んでいる方や、また石川遼選手のように長年の
ハイレベルでの経験がある人は数か月で習得、ミスがなくなるまで定着させる
には2~3年掛かると言う、とんでもなく難しい打法なのです。

通常、ほとんどの人はこれができません。
まず、タイガー打法のボディーターンを教えられる人がほとんどいない事や、
毎日でも診てもらいながら練習したりができないからです。

ただ、これが理想の上達法である事を頭に入れて、できるだけこれに近づく
事に努力する事で遠回りを少しでも減らす事が可能です。




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