2019年2月13日水曜日

どれだけ打てば上手くなりますか?


Question

打ちっぱなし毎日60球(週420球)打つのと
週二210(週420球)打つのでは、どちらが上手くなりますか?


Answer

フォーム改造をしている時と、出来上がった状態での調整では練習の
内容が全く違います。
定着期間や動作習得の時期によっても内容や球数が違ってきます。

みなさん球さえ打てば良いと思っておられるようですが、時期によって
球打ちが仇になる事があります。

レッスンに来られる方はほとんどが改造です。
我流やジャンク理論で壁にぶつかった方達が世界最高峰の打法を習得
に来られます。

通常のレッスンはダメ出しで、一か所二か所の動きを修正することで、
一時的な帳尻合わせやズレの調整を行います。
これは改造ではなく単なる修正であって、今の実力を維持するために
必要な内容で、スコアを崩せない人はこれで良いのです。

しかし、改造するには基本動作を変えたり、長年の癖を抜く事が主体で
新しい動作を組み込んでからまずは同じ位置にヘッドが落ちるかどうか
ですので素振りで練習します。
同じ軌道でスイングできれば、そこに球を置くだけで球は当たります。

まず、ヘッドの軌道が一定でないから当たらないのであって、それを何
とかしなければなりません。
そして、次はその軌道上で速度を上げる作業があります。

芯に当たらないのは軌道がズレているからです。
これを修正すれば当たります。
ところが飛距離を出すには飛ばしの技を習得する必要があります。

飛距離はフォーム7割、筋力3割です。

フォームとは武道で言う型ですので、球打ちよりも素振りが主体です。
この時期は本来は球は打たないのが理想です。
球を打ちながら改造する場合、それぞれの飛ばしの技を一つづつ入れる
と縦と横のバランスがくるって当たらなくなり、その都度バランスを変
えて当てるような練習が必要になってきます。

ところが、例えば5つの動きを同時に入れるフォームを習得する場合、
一度にその動きを入れて定着させるには球が邪魔になります。

まだ、それぞれの動きがまともに入っていない時に球に当たる分けが
ないのと、球が気になって当てに行き、新しい動作が入らなくなるからで
一度スコアを落としてでも一度に全部を入れたスイングに改造した方が
無駄な練習をせずに済むのです。

基本動作に10個の飛ばしの技を入れる場合、最低10カ所の新な動き
を組み込むのですから、誰一人として同時に出来る人はいません。

その動きですら素振りで一つづつ足して行き、それそれの動きが同時に
できるようにして、まず定着させる事が大切です。
これが分解ドリルと定着ドリルです。

これらの新な動きを組み込んだり、癖を抜いたり、スイングを改造する
には、また一からやり直しするのです。
ところがズレの修正をするとか、軸のブレを治したりバランスを調整する
場合には打ちながらでも出来る事です。

ラウンド前のウォームアップや立ち上げには60球ほど打てば良いので
すでに出来上がっていて安定している状態でしたら、毎日60球でも構い
ません。

それぞれの段階や練習内容によって打つ球の量は変わると言う事です。




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