2019年2月26日火曜日

左手首を山にしたままインパクト


Question

トップでキープした、左手首を山にしたままインパクトを迎えたいのですが、
なぜか、ダウンスイングの9時あたりに来るときに解けてしまいます。

原因はなんでしょうか?
キープしたまま力を抜き、ダウンスイングに入っているのですが、、、。
左手首をうまく旋回できてないのが原因なのでしょうか?

よろしくお願いします。


Answer

良くある事例です。
左手首は甲側と平側はしっかりと固めておく必要があります。

アドレス時には左手首は谷になっており、それをトップで山にして、さらに
インパクトでも山のままに打つのが教科書です。

この時に一番簡単なのがテイクバック時にシャフトが水平になるまでに
左手首を山にして、それ以降は一切固めたまま形を変えない事です。

しかし、コックと言う親指側は柔らかくして曲げ伸ばしを自由にされるため
混乱して甲側も緩んでしまうのです。

これは直接手にその動きを教える必要があります。

まず、手首を山にしたままローテーションの運動ができるように、左腕の骨
を軸とした回転を腕や手首全体に覚えさせます。

そして、テイクバックで上げた時に親指側にだけ曲げるのに、最初はどの
筋肉でコックをしているか自分で触りながら探してください。

親指側にコックする時に使う筋肉が特定できたら、その筋肉だけ動かして
他の筋肉は一切動かさない練習をします。

振り子のように左右に振りながらそのコックを入れたり解いたりしてみて
その時に甲側や平側に手首が曲がらなければ正しい動きになっていると
言う事です。

これは左腕の旋回(ローテーション)とは違う部分で別物ですので、旋回も
同時に行って、正しい手首の動かし方ができるようにしてください。

ただ、その昔はダウンスイングの9時辺りで一旦左手首を甲側に曲げて
ヘッドの引き寄せを大きくし、インパクトまでにまた戻して山にするという
打ち方をしていた打法があります。

ベンホーガンなどはこれでかなりの飛距離を稼いでいたようですので、
マスターすればこの動きを組み込んでも良いという事です。
ただ、かなりの練習が必要で、ほとんどのトッププロは現在はこれを排除
した打法を採用しています。

この手首は軌道を作る重要な部分で、甲側に曲がるとアップライトになって
トウ側に当たったりダフったりします。
コックよりもこの左手首の型を優先し、それが固まってからコック側だけ
緩めてクラブの重みだけでコックが深まるようなダウンスイングを練習する
と良いでしょう。





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