2019年2月28日木曜日

テークバックで腰が右にスエーします


Question

テークバックで腰が右にスエーします。
かなり意識していないと動きます。

意識している間はまあまあ止まっているのですが
時間が経つとすぐに忘れてまた動き始めます。

この数年間その繰り替えしだったのですが、何か一発で
治す方法ってありませんか?


Answer

テイクバック時にスエーするのはどんな打法でもありうる事ですが、
特に右に体重を乗せようとして右脚の力を抜いて回転をさせるような動き
をしたり、両脚の力を抜いて反動を付けて始動したり、あるいはどちらか
の脚を突っ張って無理やりに回転させようとするような動作をすると、
その動きがどんどん大きくなったり、スエーし易くなる事があります。

しかし、どんな上げ方をしても絶対にスエーせずにそれでも上げる人がいる
事から、ある程度はその動きを定着させて、それを習慣付ける事が一つの
策です。

定着には時間が掛かり、数時間や数日ではなく何か月も掛かります。
ただ、ズレやブレはいずれにせよ出ますので、定着した後でも常に確認
しながら調整していくことが大切です。

また、使う筋肉自体を変えてしまって、スエーしずらい動作にしてしまうと
言う方法もあります。

始動で右脚の力を抜いて、右に倒れそうになるのを利用して回転しながら
テイクバックする動作は、逆に左脚の力を抜いて下半身は左に傾きながら
も、上半身は右に移動しているという動作にするとスエーし辛くなります。
これだと背骨軸と言うよりは、第七頸椎が支点と言う考え方になり、背骨の
下の方は動くことになります。

このように、打法によってはヘッドが浮き易い、軸がブレ易い、また、体重が
移動し難いなどの難点を持った打法もあり、まして我流や偶然な動き、また、
なんとなくやアバウトに動いているようなスイングでは限りなくミスが出易い
動きもあります。

世界のトップ打法でも、このように難点がある事があります。
飛距離を重視するか方向を重視するかの選択であれば簡単なのですが、
その両方を追究している現在のモダン打法はリスクを背負って訓練をする必要
があります。

いずれにせよスエーしないように練習して癖にすれば治るはずです。




0 件のコメント :

コメントを投稿