2019年2月9日土曜日

どうして沢山のゴルフ理論があるのでしょう?


Question

どうして、たくさんのゴルフ理論があるのでしょう?
多くのティーチングプロ、ツアープロなどが、雑誌やユーチューブで
自分たちの理論やそれに基づいた練習法などを開示しています。
どれも参考になりますが、あまりに多くて、困ります。また、
それぞれが逆の事を言っているようにも聞こえる事もあります。


Answer

本当に数多くのスイング理論があって混乱されると思います。
それぞれの人がそれぞれのレベルで偶然当たった時の打ち方が正しいと
思って作られている理論が多いのが一つの理由です。

ところが、ゴルフは250年とも600年とも言われるだけの歴史があり
そこに携わってきた数百万、数千万人の人達の知恵と経験を結集し
それを勉強して世界の頂点に立った人達がいます。

まず、信頼できるのはそのような人達であるスーパースター達が推奨する
打法で、反乱しているジャンク理論や商売がらみの打法は除外です。

レッスンプロの資格は80とか82程度で取得できます。
それでティーチングプロとか、ツアープロコーチなどと名乗っている人
達が多くいて、中級クラスの人達の我流理論が多く、反対の事を言って
矛盾が生じています。

長い欧米の歴史で積み上げられて来た知恵やスーパースター達の経験を
取り入れず、偶然に当たった経験から勝手に作り上げた方法などを新打法
とか、新理論などと言っては集客しているのが日本です。

英語が分からないのをいいことに、欧米選手が言った事すらまともに翻訳
できない人達から聞いた話を膨らませて作った理論などは、トンチンカン
な内容だったり、実にお粗末な物が沢山あります。

日本のゴルフは世界から30年ほど遅れており、未だにタイガー打法が何
なのか解説すらできず、日本のプロ選手でキャリーで320Yほど跳ばせて
アメリカツアーで優勝できる選手が未だにいません。

かろうじて松山選手がキャリーで290Y程度で転がって310Y程度は
出せるのですが、彼以外は世界で戦える選手はまだいません。

つい5年くらい前までは「ゴルフは飛距離じゃない」と日本のトッププロ
達は主張していて、解説者達も皆口を揃えて日本の技術の遅れを認めよう
としてていませんでした。

つい最近になってやっと飛距離がないと世界では戦えないと言い出したの
ですが、ではどうやって出すのかを知っている人が日本にがいません。
ドラコン選手や大柄な人は筋力で出せますが、リッキーファウラーや
マキロイなどの日本人に近い体形の人がキャリーで320Y出す技術は、
30年間、未だに上陸していないのです。

トッププロでもキャリーで320Y出せてしかも、アメリカのコースで
優勝できる人がその打法を解説するのでしたら、それは非常に重要な情報
なのですが、80程度で240Yほどしか出ない人がいくらスイング理論を
主張しても説得力がありません。

プロと言う称号を国家試験でも合格したかのように勘違いし、それで商売
をしている人達が多く、ツアープロで60台がいつも出せる人ならまだしも、
レッスンプロの資格だけでゴルフ界をリードしているかのような宣伝して
いる人も少なくありません。

21世紀のモダン打法はタイガー打法が基本です。
レイドオフ打法や GG スイングなどはその一部の動作を大きくして飛距離
をだしているアレンジ型で、タイガー打法がマスターできなくて未完成の
まま固まった人は未完成打法で戦っています。

したがって現在の主流であるタイガー打法とアレンジ型は現在一番人気が
あって実際にトップ選手達が取り入れている打法ですので、これらは習得
する価値があります。

アレンジ型はまずタイガー打法を習得してからのお話ですので、古い打法
にしがみついているティーチングプロや、タイガー打法の一つの技だけを
知ってそれを動画で宣伝している人達も多いので、本当に分かったコーチ
を探すのは大変な事だと思います。





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