2019年3月3日日曜日

飛距離のピークは何歳まで?


Question

ゴルフを始めて10年。ここ1.2年真剣に練習や勉強した結果
ドライバーの飛距離がキャリーで260ヤード程飛ぶようになりました。

現在43歳ですが、私のドライバーの飛距離のピークは何歳まで
伸ばす事ができるでしょうか?
それともそろそろピークなのでしょうか?


Answer

筋トレでしたら筋肉が増えるのは何歳までかと言う質問もあるのですが、
ゴルフの飛距離は100%筋肉ではなく、技が7割ですのでまだまだ
伸びる可能性があります。

筋力だけでも80歳くらいまでは増強できると聞いた事もありますので
飛ばしの技を動かす筋肉の強化も可能だと言う事になります。

ただ、問題は回復力や怪我です。
高齢になると疲労回復力が低下するために、体のあちこちが痛くなって
思うように練習ができなくなって行きます。

体調管理やストレッチなどのケアが若い時以上に重要になり、練習の前後
あるいは最中に行う事も必要になってきます。

また、DHEAやテストステロンなどの促進や補給、あるいは酸化や糖化を
防ぐ日常の生活習慣なども力をいれるとさらに寿命が延びます。


飛ばしの技とはこの30年間の主流であるタイガー打法や、それ以前にも
行われていた動作等が基本で、15種類ほどの技があります。

アマチュアの我流ゴルファーは恐らく手で叩く動きや上半身の回転だけで
打っていますので、その他にもまだまだあると言う事です。

タイガー打法は全身を使います。
足先まで回転に使ったり、手首や腕などの細かい部位の使い方によって、
それぞれでパワーを出す事ができるのです。

まずは体の使い方を習得し、全身を使ってHSを上げる技を組み込み、それ
に使う筋肉を鍛える事で飛距離はまだまだ伸びるはずです。

ところが、これに耐えられる肉体を持った人が少なく、若い人と同じ事を
すると怪我をしてしまいます。

そこで必要なのがスイングデザインです。
これは15種類の技をいくつ組み込むか、あるいはそれぞれを何割程度に
するかの組み立てをする事です。

全部の技を10割ずつ入れたらまず全員怪我をするでしょう。
筋肉は鍛える事ができますが、靭帯や軟骨は血管がないので修復しないの
です。

筋肉はあまり鍛え過ぎると腱が切れたりして大怪我をします。
椎間板や軟骨、腱や靭帯などの丈夫さは先天性だと聞きます。
したがってどこまでできるかは個人差があるようです。

さて、ピークの話なのですが、筋力の限界と限定されるのでしたらボディー
ビルダーやジムで聞く方が早いと思います。

ただ、飛距離は筋力だけではありませんので、傷める寸前まで飛ばしの技を
組み込んで行く事で飛距離は伸ばす事ができます。

年齢からしてやっと峠を過ぎたくらいですので、まだまだ練習すれば技術を
習得する事ができますので、痛みが出ない程度に充分なケアをしながら、
スイングデザインをされると良いでしょう。

ちなみに、良く聞くのは「年だから飛ばなくなった」と言う言葉です。
いかにも若い時には300Y飛んでいたかのような事を言う人がいますが、
シニアになってからが生涯で一番飛んでいると言う人もいます。
これは体の使い方が分かって効率良く飛ばす事ができたからです。

「今が一番飛んでいます」と言える中高年になりたいものです。
飛ばしの技を一つずつ組み込んでみては如何でしょうか?




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