Question
プリショット・ルティーンで、メンタルルティーンと言う事を知りました。
具体的に何をすれば良いのでしょうか?
どのような内容を頭に置いて打つ事がベストなのでしょうか?
Answer
打つ直前に行う段取りをルティーン化する必要があります。
これは考え事をしていて家を出る時に鍵を閉めたかどうか分からない事が
あるのですが、それでも普段の習慣でほとんど鍵を閉めているという
習慣性を利用した方法です。
これは無意識的に体が普段の行動をする事から、これを取り入れた方法が
プリショットルーティーンです。
これには肉体的な行動としてのフィジカルツティーンと、頭の中で何をする
かというメンタルルティーンの二つがあります。
ショットの直前は大変重要な時間で、順番によって自分の時間が与えられ、
それが長いと同伴者に嫌われたり、競技ではスロープレーとしてペナルティー
があります。
したがって、この時間はとても緊張し、余計な事を考え気味です。
当たらなかったらどうしよう、右がOBで左が池、当たっても方向が悪ければ
大叩きするし、早く打たないと顰蹙だなどどのプッシャーが掛かります。
ここでは肉体の行動だけではなく、脳の中で何を行うかが重要になります。
できるだけ雑念が入らないように無駄な時間を減らし、アドレスに入ったら
すぐにテイクバックするという行動面も重要なのですが、その間に何を考え、
何をイメージするかもルティーン化すると大きな壁を一つ乗り越える事が可能
となるのです。
まず、シンキングエリアでは番手を決め素振りをします。
これは思考域と行動域の二つに分けて準備する方法で、まずは番手を決める時
は球の前ではなく、すこし下がった位置から距離や風などの情報を収集し、
そこからアドレスに着いて打つまでの時間は頭の中は二つに絞ります。
この時間が長過ぎると余計な事が頭に浮かんできますので、10~15秒以内
とする事も大切です。
一つはどこにどんな球が飛んで行くかというイメージを浮かべる事、そして
過去に最高だったショットを思い出すと言う二つです。
コースでの会心のショットがなかったら練習場でのナイスショットの感覚でも
大丈夫です。
これには普段からの練習が必要です。
いざ打つ時になると頭が真っ白になって簡単にその感覚は思い出す事ができない
事もありますし、時間が経つと忘れてしまうものです。
したがって、練習場でもナイスショットが出た時にはその感覚を帰宅するまで
頭の中で繰り返し思い出す事です。
脳はナイスショットをした時と、思い出した時との区別がつかないと言います。
その感覚を思い出すだけで、8割の効果があると言われています。
したがって、その感覚を思い出す事に役に立ち、定着に役に立ち、そして
自信を付ける事にも役に立ちます。
また、そのナイスショットでスカッとした感情まで蘇ってきますので、ストレス
解消や健康にもとても良い影響を与えます。
これを訓練として癖にする事です。
そして打つ前のルーティーンに組み込むのです。
その感覚を思い出したり、打球をイメージする事で余計な事を考えずに済み
完璧に自分の世界に入り込む事が出来ると言うのがこのルティーン化された準備
です。
打つ前の時間はとても重要です。
自分が開けたいフォルダーを開けるために、このようなルティーンを守って
毎回同じ事をすると言う再現性を高める方法で練習してください。
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