2019年4月20日土曜日

ライ角調整でロフト角も


Question

アイアンの、ライ角調整ですが、ゴルフ5で購入したものでなくても、
やってもらえますか?
また、ロフト角も、変えたいのですが、できるでしょうか。


Answer

ほとんどのゴルファーはライ角やロフト角の事を考えていません。
それぞれに背の高さや手の長さ、そして打つ時の手の高さが違いますので
その人に合ったライ角にしないと球は真っ直ぐに出ません。

また、ロフト角もセットによってかなり違いますので、ライ角を調整する際に
同時にやってくれるはずです。

工房に持ち込んで、クラフトマンと直接話ができるのが理想で、工場に送って
1週間も待ってと言うのでは正確な調整がほとんどできません。

これはなぜかと言うと、ハンドアップで打つ場合は、アドレス時の状態とは
実際のライ角が違うからです。
ほとんどのクラフトマンはインサイドイン打法しか知らず、アームシャフト角を
180度まで伸ばしてハンドアップにして打つ方法は想定していないからです。

ライ角を調整してもらう際には直接工房に行って、私はこの形で打ちたいので
とインパクトの形を見せる必要があり、その時にソールが地面とほぼ平行に
なった上に、さらにトウ側がほんの少しだけ浮く状態にします。
これはシャフトがしなってトウダウンする分です。

結局本人がフルショットをした時にソールが水平になる調整をしなければならず
検査機がない場合にはマットの緑の毛が解けてソールにへばりついた状態を見て
トウ側に多いか、ヒール側に多いのかで判断する事もできます。

同じ背の高さで同じ手の長さの人でも、このようにハンドアップにして打つ人
とアドレス時を再現して打つ人ではライ角は全く違います。
それを説明して納得してもらう事が大切です。

また、工場を出たばかりのセットでもライ角だけではなくロフト角が表示と
合っていない場合があります。
いわゆるバラつきと言うもので、品質管理ができていないセットです。

ただ、ウエッジなどは60度と書いてあっても58度の物が多く、この場合は
難しいクラブが使えるのだとアピールしたがっている人を満足させるための
販促テクニックです。

そして、最近の番手ずらしは全体をずらすのならまだ理解できますが、7番だけ
とんでもなく立て他は誤魔化したような角度で作られている物もあります。

これは7番アイアンで180ヤード飛びます!という宣伝をしているセットなど
の調整で、7番を5番アイアンくらいに立てているので当然飛びますが、これ
に騙されて買う人が後を絶たないので、均等に4度ずつになっていないセット
が巷に溢れているのです。

9番は130YでもPWが100Yしか飛ばないというセットもありますので、
各番手、4度ずつに曲げて治してから使うようにしてください。




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