2019年4月28日日曜日

FWの成功率を上げたい


Question

フェアウエイウッドで第2打のときの成功率(現状30-50%)をもっと
高めたいです。
どうしても飛ばそうと力む点は悪い癖ですが、どちらかというとダフリより
トップが多いです。

ヘッドを滑らせる意識とは、地面の1点を打つのでなく、できるだけ長い、
5-10cmをボールの手前からズズーと滑らせる意識でできればトップ
は無くなるのでしょうか。

それはインパクトからフォローまでのスイング軌道が悪いからでしょうか。
ネットで調べてみると

「練習方法としては、小さい素振りから練習する。
インパクトの形を作ったら、フォローにかけて左に体を回転させる。
そのとき、クラブヘッドはなるべく低い位置を水平に振るようなイメージ。
それを何度か繰り返し徐々に大きくしていくと自然とクラブは上に上がり、
右足はつま先で立ち、きれいなスイングが取れることに気づくはずだ。」

この「クラブヘッドはなるべく低い位置を水平に振るようなイメージで」いう
意識が私には出来ません。
フェアウエイウッドの上手な方、初心者でわかるように教えて下さい。


Answer

フェアウェイウッド(FW)は初心者には大変難しいクラブだと思います。
その理由は打ち方がもともと違っているからです。

初心者のほとんどはヘッドの軌道円の最下点が両足の真ん中です。(下図)
この場合、PWなら球が真ん中なので当たるのですが、FWになると球は
左足方向にずらして置きますので、そのまま打てばダフるかトップしか
もともとないのです。

これはミスでなるのではなく、最初からそのような打ち方をしているだけで
貴方が悪いのではなく、指導内容が悪いのです。

さて、ではどうすればヘッドの軌道円を左にできるかですが、これは基本
動作の型を習得する必要があります。

ゴルフは武道でいう型を先に覚える必要があり、適当に振って当たれば良い
というものではありません。

再現性が最も重要ですので、毎回同じ動作をしなければならず、それもmm
単位で行います。
しかし、人間ですから忘れたりズレたりして、これは避けようがありません。
それを定期的に修正し、もとの型に戻すと言う作業が必要ですので、その型
を頭で覚えておかなければなりません。

ゴルフは物理です。
運動力学で科学的にどの筋肉で、どの角度でいつどこをどの方向に動かすの
かと言うメカニズムを頭で理解しながら覚え、それを体で表現する事によっ
て、今度は体の感覚で振れるようになるのです。

したがってゴルフは物理で習って感覚で振るので、体だけ、または頭だけで
は成立しないのです。

まして、ネットで調べたように内容が間違っていれば話になりません。
円で回っているヘッドを水平に振る事など物理的には不可能です。
まずは軌道円を目標方向にずらす型を習得して、ダウンブローで打つのです。
これはアイアンと同じ振り方ですので、正しい理論で練習される事をお奨め
します。




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