2019年4月23日火曜日

スイングはマンブリ?それとも8割?


Question

ゴルフ歴三年の30代男性です。

ドライバーを練習する際、あるティーチングプロは力の限り振ってクラブを
振る筋力を鍛えるべきと言いますが、別のティーチングプロは8割でスイング
して曲がらない球を打つべきと言います。

どちらが正しいのでしょうか?


Answer

どちらも正解です。
飛距離を伸ばすのか、スコアをまとめるのかでの違いです。

飛距離を伸ばしている段階ではスコアはまとまりません。
色々な飛ばしの動作を足している段階や、方向調整やタイミングを調整して
いる段階ではまだショットは安定しません。

どこかでスイングをいじるのを辞めて、定着練習を数か月すると安定して、
その段階で始めてスコアメイクができるのです。

ただ、力の限り振ってと言うのは正しい動きができている人に言う事で、無暗
にやると体を傷めます。

ほぼ全ての人は最初は打つ時の力をマックスにして振ります。
いわゆる手振りという動作で思い切り振ると手首や肘などを傷めたりします。

本来は全身を使って力をそれぞれの部位に分散して打つのですが、一部の
動きだけをマックスにすると怪我をし易くなります。

ほとのどの人はマンブリをすると左の肩で引っ張って右から左にクラブを移動
させて横に振ります。
これによって胴回りの筋肉だけで肩を回す動きを強くすると腰などを傷める
事がありますので、タイミング良く効率の良い動きでスイングをする事ができ
てから、そのフォームに必要な動きの筋肉を強化するようにします。

しかし、どんなに効率が良く正しいスイングでも練習のし過ぎで体を壊す事が
ありますので、毎日200発もマンブリするのは大変危険です。

基本的には8割に落として安定したショットを打つ事が定番で教科書ですので
タイミングや方向調整の段階になったら必須条件となります。
また、それまではなぞりやスロースイングでも体の各部位が同時に違う動きを
したり、時間差で連動したりは定着させることができます。

飛距離は7割が技で筋肉は3割です。

筋肉は腱や靭帯を壊すほど必要ではなく、それまでには何年も掛かります。
飛ばしの技は早い人なら数か月で習得できますので、まずは飛ばしの技を習得
して、それから筋力は徐々に付けて行く事で危険を回避する事が可能です。

くれぐれも怪我をしないようにその人に合ったメニューで練習やトレーニング
を行ってください。



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