ゴルフが壊れ、本気で悩んでます

Question

僕はゴルフ歴一年弱、ベストは79でアベが89あたりです。
昔からスポーツは得意でした。
ゴルフもましな方かとは自負してます。

しかし最近ゴルフが壊れました。
本気で悩んでます。
ゴルフは今、僕の生きがいです。
へんなたとえですが、嫁子供に逃げられたような絶望に
さいなまれてます。

ゴルフが壊れた要因は上級者とのラウンドでいいところを
見せようと力んだのがきっかけです。


Answer

スイングが崩れる事は何時でも誰にでも起こる事です。
１０年選手でもプロでも突然崩れて転落するのがゴルフです。

宮里藍選手は世界ランキング１位まで行っても、崩れて５年間悩んで
とうとうゴルフを辞めてしまいました。
石川選手もアメリカツアーに５年間いましたが、とうとう出場が出来なく
なって帰国しています。

１年弱でベストが７９と言うのはとても速いと思います。
通常どんなスイングでもある程度定着するには３年は掛かりますので
一時的に感覚だけでそのスコアが出たのだと思います。

このスコアは本来の実力ではなく、平均が８９との事ですので、恐らく
最悪な時には１００近く叩くというゴルフだと思います。

これが質問者さんの本来の実力ですので、たまたま条件が揃って
素晴らしいスコアが出たのですが、それを実力だと勘違いされている
のかも知れません。

このままだと悪循環です。
それは当たらないがために違う事を試し、色々なスイングをする事で
どれ一つ定着せず、悪い癖がどんどん深まって行くからです。

当たらない原因はいくらでもあります。
その原因を特定して、そこだけ改善すればすぐに治るのですが、我流
ゴルファーは試行錯誤が楽しいとか、自分でなんとかできると過信し
微調整で治るものを致命的に崩してしまうのです。

さて、ゴルフには基礎と言うものがあり、その基本通りにやらないと、
いくらでも遠回りするのです。
一時的に調子が良くても、それは実力ではなく偶然だと言う事です。
ゴルフはたまたま偶然に当たるのです。

スイング動作は一時的にメモリに保存されるのですが、数日、数週間で
消えてしまいます。
ＨＤＤに保存するには３年掛かるのですが、そこに何を保存するかです。
試行錯誤していくら練習しても、同じスイングを３年続けないとＨＤＤ
まで保存できないので、この間は全く同じ事をしなければならず、違う
動きや試行錯誤を絶対にしてはならないのです。

感覚だけで一時的に偶然上手く行く事は良くあります。
小さくまとめようとすれば早くスコアは良くなるのですが、途中で超えられ
ない壁で悩むことになります。

ほとんどのゴルファーは当たらなくなった時に自分では治せません。
イボミは試合中に突然スイングがおかしくなり、そのショットから修正し
ようと試行錯誤して、とうとう崩してしまいました。

そのきっかけのショットが放送されましたが、単に体が止まっていただけ
で、１年後に大先輩に指摘された時にはすでに数ヶ所の動きを崩して
いたのです。

選手によっては結婚式で忙しくて崩したり、他の運動をして筋肉バランス
を崩してからおかしくなったりと、あらゆるきっかけで崩すのです。
これは誰にいつ起きるか分かりません。

また、自然にズレていき、それが崩れる原因になる事がありますので、常
に本来の自分のスイングを正しく行っているかどうかのチェックが必要で、
それを正しく診断して正しく修正ができるようにしなければなりません。

１年弱でこのような経験をされたのは逆に生涯の宝となります。
慎重にそしてていねいにゴルフを習得していかないと、このような大きな
障害があるという事を学びました。

これからは意識を変えて、もっと真剣に取り組んで下さい。
また１からやり直して、今度は基礎をしっかりと学び、メカニズムを
しっかりと頭でも覚えながら体に定着させて下さい。

スコアだけに執着して基礎練習もせずに小さくまとめると、いつかは崩して
絶望感で苦しむ事になります。
１０年経った時にきっとこの意味がお分かりになるかと思います。