2019年5月27日月曜日

飛距離を取るか方向を取るか


Question

ドライバーでフルスイングして、300ヤード飛ばしてもコントロールが
つかないのより、軽く打って200ヤードでも確実にフェアウェイに運ぶ
方が賢明ですか?


Answer

300ヤード出せる人は軽く打っても260~270Yはでるかと思います。
何も200Yに落とすことはありません。

仰ることは分かります。
マンブリで力んでOBを出すよりは飛距離は減ってもフェアウェーに乗せる
方がスコアは良くなると言う事を仰りたいのだと思います。

飛距離は全身を使えばキャリーで300Yは飛びます。
(400Yは飛ぶ方法があります)
若い方でしたら問題なく飛ぶのですが、それぞれの部位を全部使う必要が
あって、その使い方を知らないだけなのです。

パワーを出すのは手や腕だけではありません。
手首や肩、腰や両脚の使い方で全身を使うフォームがあり、これを習得する
には最低1年ほどは掛かります。

そして、そのフォームを覚えたら今度はその精度を上げ、タイミング調整を
して、より効率の良い動きにします。
そこでまた飛距離が伸びます。

これは全身をムチのように使い、胴体を弓のようにしならせてパワーを出し
力だけではなく、エネルギーを全身にタメた打ち方で軽く打っても飛ぶ技術
が存在するのですが、それを習得するには習得のノウハウが必要です。

質問者さんは力だけで飛距離を出されているのだと思います。
筋肉で飛ばすには限界があり、力の入れ具合だけで飛距離が決まりますが
技を使うスイングは力加減はさほど変わらないのに飛距離だけ伸ばせます。

飛ばしの技をいくつ使うかだけで飛距離が違ってきますので、ほとんどの方
は使うべき部位の2割程度しかつかっていないために、その二割の筋肉だけ
で飛ばそうとします。

これがマンブリで方向が乱れ、OBの連発でグダグダになるゴルフですが、
入れる力の量は同じでも、その部位を増やす事でマンブリせずに飛距離が
伸びるのです。

若い方でしたら目標は300Yで曲がらないドライバーです。
200Yで小さくまとめても、いつかは不満で改造したくなり、その時はまた
癖を抜いたり、できない動きを定着させるのにとんでもなく遠回りして、忍耐
の改造が必要になり、かなりの遠回りをする事になります。
(中高年になると怪我をし易くなりますので飛ばしの技が減ります)

ゴルフは最初から基礎や基本動作を習って、それに飛ばしの技を足して行く
事で7~8割の力で300Yは飛ばす事が可能です。

スコアを上げるために200Yに落としても、その時は良いかも知れませんが
いつかは後悔する事になるかと思います。
しっかりと飛距離の出る打法を習得して、それを時間が掛かっても安定させ
る事が大切です。



0 件のコメント :

コメントを投稿