2019年5月3日金曜日

シャンクがとまりません


Question

シャンクがとまりません。
修正ドリルなどを教えてください。


Answer

シャンクとはフェイスのヒール側に当たって、ソケットに振れた時に出る
低くて弱い、右に飛び出す打球の事です。
トウの先端に振れて同じような球が出る事がありますが、これはシャンク
ではなくチョロです。

原因は球よりもヘッドが外回りする事ですが、その原因は色々とあり、
大きく分けると3種類です。

まず、ヘッドの軌道がフラット過ぎる場合、そしてダウンスイングの途中
でプッシュして外回りする類、また、スタンスから球の位置が体に近過ぎ
る場合です。

軌道がフラットになる原因は色々とあるのですが、まず前傾が立ち過ぎて
いる場合です。

例えばDRで当たっている時に持ち替えてアイアンを持ち、その場で出る
場合にはほとんどがこれです。
同じ前傾角度でアイアンを振った場合は、ドライバー時のフラット軌道で
そのままだとアイアンにとってはフラット過ぎるからです。
アイアンは前傾角度を深めて、体に対してはドライバーと同じ角度で打つ
事でそれを避ける事ができます。

もともとの前傾が立ち過ぎている場合も、ミスで出易くなる事があります。
白人用に作られた長いクラブをさらに長くしてしまった現在のクラブは
どうしても前傾が立ってしまいます。

テイクバックでフラットに上げたり、アップライトに上げてトップで円を
描くと、フラット軌道になる事があります。
そして疲れてトップが低くなり、上がりきっていない場合も同様です。

また、切り返しで左肩始動で引っ張るとヘッドが浮いてフラットになる事
もありますし、トップで左肩が充分に下がっていないとトップやシャンク
が出る事もあります。


ダウンスイングでプッシュする場合は右腰を前に出して腰を回転させる
ボディーターンに問題がある事がほとんどです。
これを左腰を引く回転に変えるとプッシュし難くなると思います。

また、ダウンスイングで右腕の使い方や力を入れる方向が違うとプッシュ
することもあります。


そして、アドレス時に最初から球の位置が近すぎる場合ですが、これは
ダウンスイングの角度はオンプレインなのに、自分と球との距離が近いと
言う事です。
これは軌道の角度と球の位置は相関関係にあり、まずはその番手に合った
距離を固定してダウンスイングの角度を調整する方法と、角度を固定して、
球の位置を調整して記憶する方法があります。

ほとんどの方はどちらも固定せずに、目分量でアバウトに立ち、アバウト
に振って当たった経験を学習して記憶するという、あまりにもいい加減な
方法でスイングしています。

基本動作や正しい基礎を身に着ける事で修正ができると思います。




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