2019年5月9日木曜日

手の位置が構えた時より上にある


Question

質問です。先日自分のスイングをビデオで撮ったら、インパクト付近では
スタンスをとった時より、かなり手の位置が構えた時より上にありました。
典型的な手打ちスイングだと思いました。

そこでインパクトするとボールの跡がつくシールをはって30球ほど打って、
調べたのですが、ボールの跡はDRの場合,ほとんどフェース中央で、
やや上に跡があり、球筋もストレートに近いややドローボールでした。

構えた時よりグリップの位置がこんなに違えば、フェース面にあたるところは
ヒール寄りの下のほうに当たってもおかしくないのに、なぜフェース面の
最適な場所にあたるのでしょうか?


Answer

属に言う手が浮くと言う現象でしょうか?
これは手打ちスイングとは全く関係ありません。

構えた時より手が上と言うことで、恐らくアームシャフト角が伸びて直線に
近くなった状態だと言う事だと思います。

これはもともと昔の教科書で、アドレスの再現としうリゾートスイングの論理
からのコンセプトで、高速時代には合わない指導だと言うことを認識して
下さい。

左腕とシャフトで作る角度はアドレス時には160度くらいありますが、実際
にインパクトではそれが170度以上になって打っています。
これで本来は当たらないはずのものが当たっている理由です。

振っている人はアドレスを再現して160度で打っている積りなのですが、実
は伸びた状態で打っているのです。

これは遠心力で左の手首だけでこの角度を維持するのはほぼ不可能な事で、
それを伸ばさずにアドレスと同じ角度で打てと言うのは、そうとうゆっくり
としたリゾートスイングでない限り無理な話です。

この指導は30年前までは通説だったのですが、タイガーウッズが出現して
からは、高速スイングが当たり前になり、この角度を維持しろという指導は
なくなったのです。
ところが、日本はまだこのタイガー打法が上陸していないのか、未だに古い
打法の指導をしています。

速く振れば振るほどこのアームシャフト角は伸びますので、最初から伸びた
状態を計算に入れて打てば良い事です。
それが高速打法や超高速打法の打ち方です。

手が浮くとかではなく、前に出してヘッドがスクエアになるようにわざと調整
した打ち方をしている事を知らないだけで、それを無意味に治そうとしている
人がいますが、それも無駄な事なのです。

その打法にあった理論で全ての動きを統一する事が大切で、勝手に色々な
部分だけを集めて我流で打法を作ると必ず弊害がありますので要注意です。





0 件のコメント :

コメントを投稿