2019年6月15日土曜日

膝を一旦ダウンさせて打ち上げる打ち方


Question

ゴルフで膝を一旦ダウンさせて打ち上げる打ち方ってどう思いますか?
膝を下げて上げる動作をする打ち方です。


Answer

いわゆる踏み込みでのニーアクションの事だと思います。
これには左の膝を一度曲げて伸ばす場合と、左の膝を外側に出して腰を落とす
動きなどがあります。

いずれにせよ一度沈み込んでから吊り上げる動作で、これはパワーの源となっ
ています。

方向性やミート率を上げるには腰の上下運動はなくして腰を水平に回転させる
事が重要なのですが、飛距離を出そうとした場合にはこの上下運動も一つの技
として多くの選手達が組み込んでいます。

精度を優先するか飛距離を優先するかという問題ですので、これは個人の価値
観や好みで選択すると良いでしょう。

この踏み込みは体重移動し易くして球に体重を乗せる動作、また、吊り上げに
よってブランコ漕ぎ効果などがあります。

ここで問題なのは、この踏み込みによって左にスエーし易くなる事です。
アマチュアはこれで左に突っ込み過ぎてプッシュや精度が落ちてミスが増え、
それを止めようとして踏み込まずに体重移動がし難くなってしまうことです。

これを解消したのがインパクトでの弓です。
体をねじり、しならせる事によって弓状になることで、第七頸椎は動かさずに
腰だけ左に移動させて踏み込む事ができるのです。

欧米プロのインパクトはこの弓によって飛距離がさらに出ている事も事実で、
単に綺麗なスイングをするための形ではありません。

フォームを真似る必要性がここにあります。
まずは型を習得し、その意味を知って力の入れどころやタイミングを習得し
精度を上げれば、欧米選手のような飛距離のある綺麗なスイングができるの
です。

タイガー打法の踏み込みは切り返しで腰を左の壁にぶつけるバンプがあり
それが体重移動で、しっかりと頭は残ったままですので体がしなり、前打席
から見ても、飛球線上後方から見てもどちらも体全体が弓状になっています。

この際に左膝を曲げながら外に出すように股関節を外旋させています。
左脚の効果をマックスにすると、左脚で蹴って、左足が後ろ打席にズレて
フィニッシュというドラコン打法のような大きな動きになります。

タイガー打法はこの2~3割程度を組み込んでいますが、振りに行った時は
やはり左足が後ろにズレる動きになります。

これによって腰の開きが速くなりますので、タイガーウッズは普段は2~3割
ですが、振りに行った時にはその昔には6~7割入れて打った動画が残ってい
ます。
また、ファウラーなどは最近ですが、飛ばす時には9~10割入れて飛距離を
稼いでいます。

また、単に沈み込んで両脚を同時に蹴るスクワットジャンプも欧米で広がり
これで20Yほどは飛距離が伸びます。

若い競技ゴルファーにはお奨めしますが、中高年や体が丈夫でない方は、怪我
そする可能性が高いのでどんな動作でも脚を使ったスイングはお奨めしません。




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