2019年6月5日水曜日

前まで当たっていたのにいきなり


Question

ドライバーが全くうまくいきません。
スライスが怖くて当てにいくと返してしまい左に大きく曲がります。

当てにいこうとすると上からクラブが入って低い弾道しか出ません。
あげようとして下から入れるとスライスします。

前まで当たっていたのにいきなりなりました。
もうどうすればいいかわかりませんどうしたらいいでしょうか?
回答お願いします。


Answer

ゴルフは偶然に当たっていて、それが当たり前になる事があります。
偶然にたまたま当たった時の感覚を覚えて、それで打っていると
取り合えず打てるようになるのです。

これは器用で運動神経が良い人ほどこの確率が高く、そのまま上達
するとプロ級まで行ってしまう人も中にはいますが、ごく稀です。

しかし、大多数の人はその感覚は途中で失われたり、ズレたりして
元に戻せずに、また偶然当たるのを待ってその感覚を想い出そうと
試行錯誤するのです。

これではせっかく定着しかけた動作を全て崩してしまい、また1から
遣り直しどころか、益々下手を固めて癖が抜けなくなってしまったり、
延々と遠回りするのです。

ゴルフは一種類のスイングを覚える事が大切です。
違う振り方や違う軌道で打つと、何種類ものスイングを同時に練習して
いる事になりますので、出来るだけシンプルにワンスイングで体に記憶
させる事なのですが、同時に頭でも記憶しておくことです。

これがメカニズムでそれぞれの動作を明確にし、理想とするフォームを
習得し、それを定着させて条件反射になるまで反復です。

その間に忘れたり、ズレたり、勘違いしたり、やっている積りになって
動きが変わってしまいます。
特に最初の3年間はいつ崩れてもおかしくありません。
また、20年級のプロでも同じように突然忘れたりするのです。

したがって、常に理想の動作や軌道に戻せるように、どこに戻すのかの
基準を設け、それを記憶しながら定着練習です。

この3年間は見習いで、一人前に打てるようになるには10年掛かり
職人と同じで修行が必要なのです。

初心者の場合にはまず偶然当たっていると言うだけで、それはいつ
忘れてもおかしくありません。
ヘッドがどこを通り、どの位置に上がり、それからどの部位がどう動き
と言うメカニズムを頭で覚え、体の感覚だけに頼らない事です。

ゴルフは物理ですので、メカニズムで習得し、それを定着させて感覚
で振ると言うのが上達法です。

また、公開されている情報の9割は嘘です。
そして、タイガー打法などの世界レベルの打法を教えているレッスンは
日本では高橋塾以外は見た事がありません。

どうせ3年掛かるのなら、理想とするフォームを習得して、それを固め
る事をお奨めします。





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