2019年7月15日月曜日

インパクトの瞬間右肘が曲がっている


Question

プロはインパクトの瞬間右肘が曲がっていて、カッコいいです。
あの仕組みは、左手で打ってるからですよね?
教えてください。


Answer

右腕はトップでは肘が曲がっていますが、インパクト後の4時半では完全
に伸びています。

曲げた肘を伸ばすと言う動きは一見何もしていないように見えるのですが、
高速打法は右腕もしっかりと使っています。

初心者が良く右手を使うなと言われる事があるのですが、実は右手はその
使い方で軌道を邪魔している事があります。
また、中には右手だけで打っている人もいますので使わせないのです。

このような人は右手を使うなと言われて左手の使い方や体で引っ張って来
る打ち方を習得します。

ところが世界の超高速打法などは右腕は引き落としで使い、落とし押しで
使い、さらに押し込みで使いますが前倒しはしません。

前倒しとはトップからヘッドを先に落として来る動作で、右手で早い位置
からリリースをしてしまう打ち方です。
これは掬い打ちになる場合も同じ動きになります。

この打ち方は効率が悪いため、本来のレイトヒティングで打つ事がプロの
打法です。

切り替えし後のダウンスイングで右手で前倒しするか、グリップエンドで
の突き刺しをするかによってヘッドの落ちる位置やHSが変わります。

これがムチ効果の動きで、右腕は肘から落とし、手が後から来る動きのス
ナップになるのです。

これは野球の投手が球を投げる時の右腕と同じで、肩が入り、肘が先行
し、それから手首と言うように、ムチの動きによって速度を上げる事がで
きるのです。

左腕はリヤカーの前の人、右腕は後ろで押す人と同じです。
左腕で引っ張り、右腕で押すのがゴルフです。
そして、この動きを起こすのが肩の回転で、それを作るのが腰の回転とな
り、下から徐々に上に力が伝えられてしなりをつくりながらムチ効果を出
すのです。

したがって、効率を上げたプロの高速打法は両腕ともどちらも使ってはい
るのですが、基本は体の回転で作ります。

インパクトは腕のしなりの途中ですので、右肘はまだ伸びていません。
かと言って右腕を使っているかどうかは見た目では良く分かりません。
コントロールショットはあまり使わず、フルショットの場合にはプロは皆
使っています。

正しい右腕の使い方を習得して飛距離を稼ぐと良いでしょう。




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