2019年7月20日土曜日

芯を外すのは練習あるのみですか?


Question

ゴルフのスイングですが、打つときのボールに当たる位置が
バラバラというか安定しない、練習あるのみなのは、分かりますが、
練習器具で、効果が出るようなもの教えて下さい。


Answer

当たる位置とはフェイス面のどの位置かと言う事だと思います。
要するに芯を外すと言う事ですね。

それは誰にでもある事です。
芯を外す原因はいくらでもあり、それら全てをクリアしないと当たりません。
その中の一つでもできていないと真芯には当たらないため、全ての動きや止
めるヶ所などをしっかりと覚えてそれを体で再現する事です。

しかも、人間の体はグニャグニャですので、誤差がでないように精度を上げ
再現性を高める訓練をしなければなりません。

まず、グニャグニャな体のどこを止めれば良いかですが、テイクバックでは
右膝と第七頸椎をトップの位置までは完全に固定します。

これは動画で前後から撮って確認しながらの練習となり、このブレがなくな
るまでは当たっても偶然ですので、すぐに当たらなくなります。

そして、動いてはならないのは両脇です。
脇が甘いと良くいいますが、剣道でも振り下ろす時には脇を締めます。

体の原因として一番多いのがこれらの軸のブレと緩みです。
この二つを完全にクリアする事がまず第一条件です。

そして、大切なのはテイクバックの軌道です。
これで当たるかどうかの8割が決まってしまうとも言われています。

テイクバックの軌道はとにかく毎回一定にする事です。
これはスロー動画で撮影すればすぐに分かります。

手、ヘッド、そして肩の軌道が毎回同じになっているでしょうか?
ゴルフは再現性のスポーツです。
常に同じ事ができないと良いスコアが出ません。
毎回、そして毎日、毎年同じ打法で同じスイングをしなければなりません。
その動きが完全に定着するには3年、10年と掛かります。

90点にするには3年掛かりますが、95点にするには10年掛かります。
これは常に一定のリズムやテンポそして同じ軌道で全く同じ動きで行った
場合であって、ズレたりブレたりしている間は定着しません。

脇が甘い人は両脇に何かを挟んで落とさないように打つ、あるいは軸がブレ
る人は頭を持っていてもらってスイングするなど、それぞれに矯正する方法
がありますので、ドリルを使って癖を抜いたりズレの修正をしながら固めて
行きます。

最近はスイングを瞬時に撮影して、直後に自動再生して見れたり、あるいは
スカイトラックのような弾道予想機器などがありますので、これらの道具を
使ってご自身でスイングフォームを見直したり、精度を上げる練習をすると
良いでしょう。

ゴルフはみなさんが思っているほど簡単ではありません。
アドレスでの構えが違っているだけで軌道が変わって芯を外しますので、よ
り真剣に、よりていねいに、そしてより大切に球を打ってください。




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