2019年7月26日金曜日

力まないスイングとは?


Question

力まないスイングってどうしたらいいんでしょうか?
自分はフォームはきれいらしいんですが、力んでるので打球が飛ばない、
左右に飛ぶって言われます。

ゴルフ スイングって手に全く力を入れたらダメなんですかね?


Answer

力みとは何かと言う定義が大きな問題ですが、緊張したり飛ばそうと思
ったりするとガチガチになってしまう事があり、これが力みだと言うの
が一般的な認識だと思います。

では、ガチガチとは具体的にどういう事なのでしょうか。
飛距離を出す欧米選手達は、では力を使っていないのでしょうか?
筋トレしているのですから筋肉をより使う人ほど飛ぶと言う理由から
トレーニングを行っているはずです。

体には数多くの筋肉がありますが、スイング時には力を入れる筋肉と、
力を抜かなければならな筋肉があります。
また、同じ筋肉でも位置によって入れたり抜いたりする部位もあります。

そこで力を入れない筋肉にまで力を入れるとガチガチになると考えるの
が一般的なガチガチ論です。

力を抜くとか脱力と言う指導が飛び交うのですが、ではどこの筋肉の力
をいつ抜くのかと具体的に知る事で、ガチガチを防いだりダフりをなく
して効率の良いスイングを完成する事が可能となるのです。

もちろん打法によっても違うのですが、テイクバック時に右腕がパンパ
ンになるほど力を入れている人がいます。
テイクバック時は軽く三角形を固めているだけで十分で、右手で持ち上
げようとすると右腕がガチガチになるのです。

また、三角形は軽く力を入れて脇を締めてはいるのですが、手首だけは
緩々にして、握力はその位置によって変えるなどの難易度の高い技術を
習得する必要があります。

スイングは弓とムチの原理で体にエネルギーがタメられて、重力とこの
タメによる張りだけで打つのが基本です。
しかし、進行方向だけの力だけで打とうとするのが一般的で、どこかで
緩め、どこかで力を入れると言うタイミングやバランスで効率を上げる
事が大切です。

この弓もムチもしなりによるタメのパワーです。
捻じりや圧縮など、色々な体の使い方があり、それぞれの部位と間合い
によってそれぞれの違った動作の組み合わせがスイングですので、まず
は時間差を覚えると良いでしょう。

ヘッドと手、手と肩、肩と腰などの間に時間差があるのがムチ効果です。
この体全体のしなりによるエネルギーのタメを使って打つと、筋力で思
い切り振るよりも飛ぶのです。

力みとはこのしなりがない、時間差がなくなってガチガチになった状態
ですので、一度体をクラゲのようにグニャグニャにしてゆっくりと振っ
てみて下さい。
それを動画に撮って見ると、意外におかしくない事が分かります。

この違いを発見できれば、その原理が理解できるかと思います。
メカニズムの詳細はミクシーのバーチャルゴルフ教室で細かく解説され
ていますので、頭でも理解しながらその動きを習得すると良いでしょう。




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