2019年8月12日月曜日

イライラしてクラブを折りそうになります


Question

ドライバーがちゃんと当たらなくなりました。
つい1ヶ月前までは芯に当たって、280~300yd飛んでいました。

ところが急に調子が悪くなり、ひどいときは鬼のフック、鬼のス
ライスもしくは鬼のテンプラです。
なんとか戻そうと練習していますが、何が原因かわかりません。
どうスイングしていたかも体が忘れていると感じます。

YouTubeなどでプロのレッスン動画を見て試行錯誤していますが、
変わらず当たりません。
イライラしてクラブを折りそうになります。

こういった状況に陥ったときにどのような原因が考えられますか?
そしてそれの解決策はどういったものですか?


Answer

これはゴルフの「あるある」で代表的な症状です。
調子が良い時にはそれが一生続くと思いがちなのですが、それが
大きな勘違いだったと言う事にやっと気が付いたのだと思います。

ゴルフは感性やイメージだけで自分が感じる感覚を頼りに経験で
打っている人がほとんどです。
この感覚ほどいい加減な物はないと言う事を知らないからです。

ゴルフはちょっとしたズレでボロボロになります。
しかも、300Yも飛ぶ人でしたらmm単位で正確に振らないと
当たらなくなります。

ではどうすれば良いのでしょうか?
人間ですから同じ事を維持するのはとても大変で、必ず当たらな
くなります。

まず、スイングは少しずつズレると言う事を認める事です。
軌道がズレ、軸がズレ、動きがズレて少しずつ変わって行くのは
当たり前の事ですが、自分では同じ事をやっている積りなのです。

どこまで自惚れているのでしょうか?
自分は天才なので崩れないと思っている人が実に大勢いるのです。

その傲慢さが一番の原因です。
では、どうすれば良いのでしょうか?
まず、今当たっているのは偶然で、いつ崩れてもおかしくないと
言う事を認める事です。

早期発見して早期修正すれば維持する事ができるのですが、そこ
で試行錯誤して、いままで3年も掛けて定着させてきた動きを変
えてしまい、逆にどんどん泥沼に陥って崩してしまうのです。

これはトッププロでも同じで、世界ランキング一位になっても、
賞金女王になっても、マスターズで4位になっても、それらには
関係なく崩れてゴルフ自体を辞めてしまっているのです。

このズレを早期に発見する診断法を習って、自分で修正するか、
コーチに診てもらってその場で調整すればベストを維持する事が
可能なのですが、自分で何でもできると過信して崩してしている
人がほとんどです。

特に新しい動きは3で忘れて1年後に思い出したり、軌道のズレ
や球と自分との距離などは維持できずにズレまくります。
それどころか毎日違う距離で打っている人がほとんどです。

これは当たっている時のセットアップから軌道からタイミングま
で全てを把握して、そこに戻すと言う作業をしないからなのです。
途中でコーチを変えれば絶好調の時のスイングに戻す事ができず
自分がそのスイングを覚えていなければ戻す事ができません。

球と自分との距離などは多少違っていても当たります。
しかし、どこかに決めないと軌道角度が変わってしまい、定着せ
ずに芯を外すのです。

前傾角度がズレればまた当たらなくなり、テイクバックの軌道が
ズレればトップの位置が変わり当たらなくなります。
どこかが少しでもズレれば当たらなくなるのに、どこにそのズレ
を戻すのか分かっている人はほとんどいません。

したがって、アップダウンがあり、停滞期があり、スランプから
抜け出せずにゴルフ自体を辞めてしまう人が後を絶ちません。

感覚だけに頼って上手くなっても、いつ転落するか分からず、ズ
レた事すら気が付かないのが我流ゴルファーです。
長期に渡ってベストな状態を維持する方法を習得しましょう。




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