2019年8月18日日曜日

クラブを替えたらドローがフェイドに


Question

ゴルフドライバーを買い替えたら、今までドローボールが多く
出ていたのがフェード系の球筋に変わりました。

何が永久にして球筋が変わったと思われますか?


Answer

単純にヘッドの重心位置が違うのだと思います。
もちろん、打ち方が良く変わる人がいるのですが、何度も交換して
打ってみて同じ結果であればクラブが原因だと思います。

ヘッドの重心とは重心距離の事で、フェイスのどこに芯があるかと
言う問題です。

普通、寸法的な真ん中に重心があり、それが芯だと思いがちなので
すが、シャフト側に錘を多くして重くすると芯はシャフト側に移動
するのです。

なぜこれをするかと言うと、シャフトが柔らかいので捻じれて開く
のを調整して早くフェイスが閉まるように誤魔化しているのです。

シャフト側が重いフェイスは早くフェイスローテーションをします。
また、逆にトウ側が重い場合にはローテーションが遅くなって
フェイスが右を向いたままインパクトになり易いので、フックが良
く出る人はトウ側を重くして調整する事ができます。

恐らく質問者さんは重心がシャフト側のクラブをお持ちで、新しく
購入されたクラブはフェイスの中心が重心位置のクラブだった可能
性が高いと思います。

したがって、ヘッドに着いている錘のトウ側を軽くして、ヒール側
を重くすると重心位置が変わり、フェイスが早く閉じるようになっ
てストレート球が出るようになるかと思います。

ただ、フェイス面の反発係数は規定があり、フェイスの寸法的な真
ん中が最も高い場所なので、重心を縦横の寸法的に一番長い位置に
持って来る事が本来の姿です。

となると、それでスライスが出る人はシャフトを硬くしたりトルク
の低い重いシャフトに交換する事や打ち方を変えて真っ直ぐに打て
るようにする必要があります。

若い方でまだ先がある方は本来の理想を追うべきですが、中高年の
方で、もう理想は良いと言う方でしたらある程度はクラブで調整さ
れても良いでしょう。

なお、重心がどこにあるかはフェイス面を上に向けて、ボールを落
として一番反発する場所で分かります。
単純にトウ側とヒール側の錘を同じにすれば真ん中に来るとは限り
ません。
もともと錘なしで、重心位置が真ん中よりシャフト側にあるデザイ
ンもありますので要注意です。







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