2019年8月20日火曜日

ゴルフの怖さを知りました


Question

2日連続でコースに出たのですが、初日は83で2日目は110でした。
上級者からスイングが崩れたのではないかと指摘されました。

その日直ぐに練習場に行ったのですが、戻りません。
突然の事でしたのでビックリしてます。

そんな事になるスポーツで怖さも始めて実感しました。
調子を戻すには時間が掛かるんでしょうか?
またこうならない為にはどうしたらよいのでしょうか?
教えて下さい。お願いします。


Answer

ゴルフには付き物で、いつ崩れるか分からない綱渡りです。
このような経験がない方は安易に考えて、経験と感覚だけでプレーします。

パソコンのプログラムのように、一度プログラムしたら一生その打ち方ができる
と勘違いしがちですが、それはとんでもない事です。

ラウンド中に崩れる事は常にありますので、それなりの対処が必要です。
まず、崩れ方には2種類あります。
それは突然忘れたり、違う事をしてしまう場合、そして徐々にズレて行き当たら
なくなってしまうケースです。

軌道や動きが少しずつずれたり、タイミングやリズムがズレたりで、練習を常に
している人であれば、そのズレが大きくなって当たらなくなるのです。

月一ゴルファーは練習をしない人がいるのですが、これはそれ以前の問題で崩れ
るほど固まっていないために、常に100以上を叩いていますので、安定してい
ると思っているようですが、良いスコアが出た事がないだけです。

いつも練習をしているのに崩れるのはおかしいのではないかと思われるかも知れ
ませんが、練習すればするほどズレる人がほとんどです。

感性だのフィーリングでゴルフはするものだとか言う人は、毎日日替わりのゴル
フをしたり、ズレても分からないので偶然当たってまた戻るのを待つか、ズレが
消えるのを待つのです。これが遠回りの原因の一つです。

それでまた元のスイングが一番安定しているので自然にそこに戻る事もあります
が、毎日でも打ち続けるような人は試行錯誤してどんどん崩れて迷路に入り、グ
シャグシャになってしまいます。

長年ゴルフをされて来た方で、突然大叩きしたのでしたら、それは突然に違う事、
すなわちズレた事をしたためで、一晩寝ればそれを忘れて、今までやってきた動
きに自然に戻る事があります。

しかし、質問者さんはすぐに練習場に行って試行錯誤したようですので、ために
逆に益々崩してしまった可能性があります。

長年の経験から学ぶ事が沢山あります。
このスイングの崩れは崩れないようにつねにズレを調整して元に戻すという作業
が必要です。
また、突然おかしな事をしたり、忘れた場合でもどこに戻すかを知っている人は
すぐに修正する事ができます。

ヘッドがどこを通って、どこに上がり、どう降りて来るのかをしっているとすぐ
に自分で治す事ができます。
しかし、ズレないようにする事は40年経ってもどんなレベルでも無理です。
いくら才能のある人でも必ずズレます。

タイガーウッズは初期から20年の間にドライバーの前傾角度や球との距離がズ
レて、それをTV局が画像つきで発表しました。
一見しただけでも分かるくらい4つの時期で、これはトッププロでも長い間には
どんどんズレて行く事を証明してくれました。

対処法は基準を決めておくことです。
メカニズムを頭で理解し、基準を作って診ただけですぐに分かる角度や位置に決
めておくことです。

トップの位置や手の位置はどこでも良いのですが、どこかに決めておかなければ
再現性は高まりません。

一番分かり易いのが直線、次は90度、そして45度ですので、それぞれの部位
の形は角度や位置を決めておく事です。

また、リズムやテンポはゴルフ用のメトロノームがあり、どこがズレるとどうい
う打球になるのかを覚えておけば、すぐに修正ヶ所が分かって自分で治す事がで
きます。

これはスイングをデザインして組み立てる時に必ず行う必要があります。
全てを最初から決めておき、そこに常に戻すと言う作業を毎日でも行い、早期発
見早期修正を繰り返す事で大きく崩れる事がなくなるのです。

ゴルフの難しさを知らない人は、自分がどういうスイングをしているのかを頭で
理解せず、全て感覚だけで覚えようとしますが、これが取り返しのつかない大き
な崩れに繋がる事がありますので、大切にかつ慎重に練習をする事が大切です。




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