2019年8月21日水曜日

スエーの修正について


Question

私は、ゴルフスイングにおいて、左足が前方へ流れてしまう癖があるようです。
現在軸が流れないようなスイングを心がけておりますが、スイングが換わる
ことでボールが全く捉えられなくなってしまっております。
何かアドバイス等ありましたら、教えて下さい。


Answer

まず、左足が前方に流れるという意味ですが、左の膝が目標方向に移動すると
言う意味でスエーとされているのでしょうか?
だとすると、踏み込み動作が違っている事になります。

これはダウンスイングの切り返しでの踏み込み時に、体全体を目標方向に移動
して体重を左脚に乗せる動作をされると良く起きる事です。

この踏み込みは左足の土踏まずから垂直に空に向かって線を引いた場合、それ
を壁として膝も腰もそこから出ない事が前提です。

この壁を超えるとスエーだと一応されているのですが、厳密には第七頸椎が動
かない事が一番重要です。

切り返しのバンプでは腰はこの壁まで移動しますが、第七頸椎は移動せず、重
心は左に移動し始めるのですが、左脚には体重はまだ乗っていません。

したがって、胸はまだ飛球線上後方を向いているのですが、腰は移動し、体は
捻じりながら弓状に曲げないとこの形が出来ません。

その直後に左脚を伸ばして左のお尻を後方打席方向に突き出し、腰を開いて引
き落としをしてから体全体が回転します。

これがバンプ、ダンプ、ターンの基本的ダウンスイングです。
この際に、自分で注意する事は体の左サイドを伸ばして張りを作る事で、その
時に腰は壁まで移動するのですが、頭はトップの位置で停めるか、あるいは
むしろ逆に飛球線後方に頭だけ移動させる力を加えると止まりやすくなります。

良く、トップの位置で回転と言われるのですが、感覚的にはその人によっては
そのようなイメージになる事もありますが、その場で回転と言うと腰も移動せ
ず、体の弓効果が使えなる事がありますので要注意です。

ここでしっかりと重力と体の張りを使った弓効果を出すためにも、切り返しの
始動として腹筋に力を入れて飛球線後方を向いたままお辞儀をするようにな形
にします。
その時に右足に体重を一瞬だけ乗せると左にスエーできなくなります。
と同時にアゴを右斜め前に出す力を加えると頭が残り、軸のブレを防止する事
ができると思います。

練習方法としてはまず撮影しながらその位置を確認し、第七頸椎が動かないよ
うに、そして腰が壁まで移動して左側の張りを感じる事です。
このなぞりができたら今度はスローで素振りをして出来るまで反復です。

この反復を毎日60回、21日連続で鏡の前や撮影をしながら行う事で、体が
どの筋肉をどう使うのかを覚えますので、それから球をゆったりと打ってみて
まだ軸がブレるようでしたら、またスロー素振りからスロー球打ちを行い、球
に当たる当たらないに関わらず軸を意識して動かさないという癖をつけます。

このように、最初に着いた癖を抜くのは大変な事ですが、軸のブレは治さない
とスコアは良くなりません。
これは超えなけばならない壁ですので早いうちに改善されると良いでしょう。





0 件のコメント :

コメントを投稿