2019年8月27日火曜日

アーリーリリースを改善したい


Question

大学3年の男です。
僕は高校からゴルフを始めました。
ベストスコア79で基本的には80代後半から90代前半です。
あまりパッとしないという感じです。

練習中に正面から自分のスイングの動画を撮ってもらい、
スローで見てわかったのですが、全くタメが作れていませんでした。
かなりのアーリーリリースです。

5年ほどやってきたものを変えるのはかなり難しいと思いますが、
タメを作ることでレベルアップにもつながると思うので治したいです。
効果的な練習などありますか?
回答よろしくお願いします。


Answer

リリースを遅らせる方法は色々とあります。
全てタメやラグと一括して呼ばれていて、その動作自体が実に曖昧に解説されてい
る指導書が非常に多く、ほとんどのアマチュアはこれが出来ていません。

このリリースを遅らせる方法は大きく分けて2つです。
リリースとはフェイストーテーション、あるいはリストローテーションと言われる
回転を戻す事と、コックした手首を元に戻す、あるいはそれ以上にアンコックする
動作(フルアンコック)を言います。
したがって、リリースを遅らせるとは二つの意味があり、一つはローテーション戻
しを遅らせる、もう一つはアンコックを遅らせると言う事になります。

ローテーションを遅らせる方法は後ろ倒し、平行落とし、レイドオフで、コックを
遅らせる方法は引き寄せやグリップエンドの突き刺し、そしてレイトコックです。

これら全てが腕や手首などの部位にエネルギーをタメる方法で、これらのどれをど
のくらい入れるかによって飛距離に差がでます。

テイクバックでコックをし、それを戻す事でヘッドが走るのですが、その解放の開
始位置をできるだけ遅らせる事によって、その分早く戻さなければ間に合わず、ヘ
ッドを走らせて間に合わせるため、これが遅くなると振り遅れとなります。

また、同様にローテーションをして、ダウンスイングでそれを戻すタイミングを遅
らせる事でもヘッドを走らせることができます。
これらの開始ポイントを遅らせる事をレイトヒティングと呼んでいます。

ローテーションのリリースを遅らせるにはヘッドから落とす後ろ倒しをする事で、
その作用によって平行落としやレイドオフなどのクラブの動きとなり、これもリリ
ースポイントを遅らせてレイトヒティングの打ち方になります。

これらはそれぞれの動きやタイミングを習得し、手やヘッドの動きや軌道をまず
正確に習得する必要があります。
これらの動きは矯正ドリルで何度も反復し、体にその動きを覚えさせる必要があり、
それぞれの動作をマスターする必要がありますので、コツとか秘訣などと単純にそ
してすぐにできるような簡単な物ではありません。

これらの動作が組み込まれるとゆったり振ってるのに飛距離が出るという、いわ
ゆるヘッドが走るプロのような振り方ができるようになります。
タメたエネルギーを利用し、より少ない力で効率良く飛距離を出す事が可能となる
のです。





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