2019年8月31日土曜日

一時はシングルまで行ったのに


Question

ゴルフスイングでの悩みです。
ゴルフ歴20年以上になります。一時はシングルHDまで行きましたが、
ここ数年は85平均というところです。

ゴルフを初めた頃からスライスばかりで、球が左に曲がるととても気持ちが悪く、
今もドライバー、アイアンともフェードが持ち球です。
しかしフォーロースルーで左ひじがひけてしまいとてもカッコ悪いスイングに
なっています。

直そうとフォローで左腕を外旋させ、左ひじが下を向くようにしていますが、
どうしても球が引っ掛かり、左に飛び出し左に曲がってしまいます。

左に飛んでいく原因、あるいはストレートからややフェードで打つには
どうしたらいいでしょうか。


Answer

20年の間には色々な事があると思います。
知らないうちにおかしな癖が付いてしまい、10年も同じ事をやっているとど
うしても抜けなくなるものです。

毎日500球打てば誰でも上手くなるというプロがいるのですが、その人はそ
れで良かったかも知れませんが、全員が上手くなるのではありません。

むしろ、下手固めをする人の方が多く、それは年配の方々のスイングを見れば
一目瞭然です。

引っ掛けの原因が肘の引けではないと思いますので、一つずつ修正して行くと
良いでしょう、。

まずスコアを悪くしている原因がその引っ掛けですので、その原因を特定して
改善するための情報が必要です。

左に打球が飛び出すとの事ですので、まず軌道自体はアウトインになっている
ようです。
そして、さらに左にカーブして行く球筋だとしたらフェイスが左を向いている
のだと思います。

初心者の時にスライスが出たので、恐らくそれを解消しようとしてグリップを
ストロングにされたと思います。
そして、そのまま上達されてタイミングが合うようになったので今度はフック
が出るようになったと推察できます。

そして、スライスかフックというミスが良く出るようになったのでしたら、基
本から見直す必要があります。

我流の方の練習方法は偶然に当たった時の感覚を再現しようとするだけです。
99発は失敗で僅か1発のナイスショットの感覚を覚えようとして、無駄球を
また99発打つのです。

これで、失敗の経験が積み重なってイプスの原因となったり、下手を固める事
になるのです。

たまたま偶然出たナイスショット経験を感覚で思い出そうとしても、どんどん
フォームが崩れ、頻繁にコースに行っている時期はその感覚があるのでシング
ルにまで行かれたのだと思いますが、何かちょっと歯車が狂うとこのように問
題が出て来てスコアを維持する事ができなくなるのです。

グリップは基礎ですので、その基礎を変えて出球勝負をしてもその帳尻をどこ
かでしなければなりません。
一か所変な事をすると、それをカバーするためにまたどこかをズラして調整し
ているうちにスイングがグシャグシャになってしまいます。
この経験と感覚だけでやろうとする我流には多くの問題点があり、手探り状態
で上手く成れる人はほんの一握りの人しかいませんし、限界があるのです。

まずは基礎をしっかりと叩き込んで、出球ではなくフォームから固める事で将
来的には良い球が出るのであって、今良い球が出たからと言ってそれが教科書
通りなのかは分かりません。

20年間の癖を抜くよりも、カッコ悪いかも知れませんがそれらを織り込んだ
打ち方にして安定させればスコアは戻ると思います。

まずはグリップをスクエアにして、それでストレート球が出るようにタイミン
グで調整する事です。
このように崩れたまま打っているとたまに帳尻が合って良い球が出るのですが、
基本は間違った動きですのでミスがなくなりません。

とても残念ですが、また初心者に戻って正しいフォームを定着させるか、ある
いは今のまま我慢して、帳尻合わせでまとめるかなのですが、20年もされて
きた打ち方はそう簡単には治りませんので、半年くらいは基礎練習をコーチと
一緒に毎日する事です。

我流ゴルファーは20年も試行錯誤してもプロのようなスイングができないと
言う事がやっと分る段階になる程度です。
最初から習っていれば、我流ゴルファーの20年分を飛び越して先に行けると
言う事を認識していただきたいと思います。




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