2019年8月10日土曜日

「肘の畳み」と「三角形を崩さない」


Question

「肘の畳み」と「三角形を崩さない」をどう両立または解釈していますか?


Answer

三角形を崩すとは、肩を回さずに手だけでテイクバックした時に起きる崩れ
の事を一般的に言うようです。

これは胸と腕とでできる内角が極端に変わり、右脇は開き、左脇は潰れ、肩
はほとんど回っていない状態です。

また、肘の畳みですが、テイクバック時に関しては左肘はほとんど曲げない
のですが、右肘を脇に着けたまますぐに曲げて上げると、小さな軌道になり
ます。

これはその昔に流行ったテイクバックの方法なのですが、右肘が体から離れ
ないまま上げる打法です。

また、フォローにおいて肘の畳が早い事もありますが、これもある打法では
それを奨励しているために、そのような指導も見る機会があります。

ただ、円は大きいほど直線に近いので方向を良くする意味においても、また、
フォローでの押し込みを強くするためにも両腕を伸ばしたまま、12時くら
いまで上げてから肘を曲げるくらいの大きなフォローが現代の主流です。

さて、右肘を曲げずにテイクバックするとどうなるかです。
肩はしっかりと回るようになり、ヘッドは遠くを回りながら上がります。
三角形の内角も潰さずに理想の形となります。

したがって、左腕が9時の位置に来るまではほとんど右肘は曲げないのが現
代のテイクバックで、プロのほとんどはこの上げ方です。
これが三角形を崩さないという意味です。

したがって、テイクバックに関しては9時までは肘も折り畳まない事で両者
は両立している事になります。

ただ、ダウンスイングに関しては実際に三角形の内角は潰れて変わりますの
で、これはまた別の機会にお話ししたいと思います。




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