2019年9月1日日曜日

重心距離を短くしたのですが


Question

インパクトの瞬間にコックが解けずにプッシュしながら擦り上げて
90度に曲がってるのではと思うぐらいにドスライスしてしまう事が
あるのですが、あまり右手に力を入れたり意識的に動かすことを
するとダフリが出るためしたくないです。

ボール位置、スイングの基本ができている前提でスクエアグリップを
主体に考えた場合、右手を被せて握るぐらいしか改善策が
思いつかないのですが特定条件でのみグリップを変えるということも
したくないです。

試しに調整機能でアップライトに変更して重心距離を
短くしてみたりしましたがフックも大きくなり、スライスが出ることに
変わりありませんでした。

人の言葉はなかなか伝わらないのは重々承知しておりますが、
ここを意識したほうがいい等のアドバイスをいただけないでしょうか。

よろしくお願いします。


Answer

これは典型的な上達しない我流ゴルファーの勝手な考え方のようです。
スイングの基本ができている前提・・とは、自分はもう出来ているので
どこも変えたくないと言う姿勢に聞こえます。

また、右手に力を入れたくない・・ とは、速く走りたいのですが両腕
を振りたくないのでどうすれば良いでしょうか? と言うのと同じです。

そしてご自身が考えつかない事から試行錯誤して遠回りしておられるの
ですが、そのうち迷路に入って抜け出せなくなるでしょう。
ゴルフはいくらでも遠回りします。

ご自身の経験と感覚だけで、自分なりの理論をすでに作り上げており、
その枠にピッタリと入る情報だけを取り入れて、その枠自体が間違って
いるのに変えようとしないのが我流ゴルファーの一番の欠点です。

道具を調整して自分のスイングの未熟さをカバーしようとしたり、これ
をやると失敗するからやらないとか、ゴルフに対する姿勢も出来ていま
せん。

仰りたい事は良く伝わっています。
原因も対処法も全て分かった上でのお話ですので、まず人の言う事を聴
く耳を持つ事です。

まず、スライスの原因がどこにあるかの診断を正しくする必要があり、
これは持論や好みで決める問題ではありません。
分る人に一度診断をしてもらう事です。

重心距離とはシャフトから芯までの距離の事で、短いほどシャフト側が
重いと言う事です。
これでフェイスの真ん中ではなく、ヒール寄りにスイートスポットを移
動させてフェイスローテーションを早くし、フェイスの回転速度を調整
すると言う苦肉の策です。

本来、一番反発力のあるフェイス面の真ん中に芯があって、そこで打つ
事が理想なのですが、自分のスイングは変えたくないと言う人のために
ある程度は調整できるようになりました。

ところが道具で誤魔化そうとしても限度があり、基本動作をまず修正し
どんな道具でも打てるようにならないと道具を使いこなした事になりま
せん。

インパクトでコックが解けないそうですが、嫌でも解けてしまうどころ
か必要以上に早く解けてしまうのがゴルフです。
それをむしろ遅くする方が大変で、質問者さんは原理やメカニズムを把
握されておらずに感覚だけで振っておられるようです。

道具に問題があるとすればトルクの高さです。(捻じれの大きさ)
ダウンスイングで捻じれてフェイスが開いたままインパクトになった場
合はスライスが出ます。
また、振り遅れの場合にも同じようにスライスが出て、何もアウトイン
で擦らなくてもスライスは出ます。

スライスがでたりフックが出たりする症状は帳尻合わせの誤魔化しばか
りで修正していたために起きた現象かも知れません。
ヘッドが走る振り方や効率の良いスイングを素直に習って、無駄な遠回
りをしない事が大切です。

ご自身の考え方で成功するならやって良いのですが、真っ直ぐに飛ばな
い人はどこかが間違っていると言う事です。
ご自身で教科書を作るのは良いのですが、ご自身が300Y以上飛ばせ
て7000Y以上のコースで60台をキープできる腕前になってからに
して下さい。




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