2019年9月17日火曜日

球が上がらず飛距離もないのですが


Question

男性です。
レッスンに通ってますが、低い弾道でしか飛ばすことが出来ず、飛距離も全然です。
女性でもそれぐらいは飛ばせるとのこと。
スライスかつ低い弾道でしか飛ばない原因がわかりません。

低い弾道でしか飛ばない原因が知りたいです。
グリーン近くで高い球が打てず、常にグリーンオーバーしてしまいます。
ひどいダフリはありません。トップしてるのでもなさそうです。

手首がうまくローテーション出来ていなくスライスすると指摘された事はあります。
練習方法や原因など何か手がかりになるアドバイスもらえたら助かります。


Answer

ダフリもトップもないとの事でお話を進めていきたいと思います。
まあ、多少厚めに当たったり薄目に当たる事があると思いますので、この場合は当
たりが薄い場合が考えられます。

当たりが薄いとはハーフトップのようなもので、真芯よりも下で打っている事です。
ヘッドスピード(HS)が速い人はバックスピンが掛かり過ぎて、最初は低く出る
のですが途中から吹き上がって高くあがり飛距離が短くなります。

また、HSがない人はライナー的な低い球が出て着地してから止まらないと言う症
状になる事があります。

恐らく質問者さんはHSが遅く、振り遅れていたり真芯に当たっていない可能性が
あり、同伴者のアドバイスではローテーション不足とありますが、フェイスがロー
テーションしないのはクラブの動き、左腕のローテーション、そしてシャフトの捻
じれなどに原因があります。

せっかくレッスンに通われているのに、その原因をなぜ先生に特定してもらえない
のでしょうか。
それが一番の問題だと思います。

ゴルフはまともに当たる方が不思議なスポーツです。
なぜ、当たらないかと皆さん考えるようですが、なぜ当たるのかを考えた方が早い
程当たらない原因はいくらでもあります。

その原因がゴルファーには分からないので分る人に特定してもらい、それを解決す
る事で余計な遠回りを防ぐ事ができるのです。

そのためにお金を払って通っていらっしゃるのですからなぜそれを聞かないかです。
威圧的に聞けない空気の先生や、聞くと延々と持論を展開して関係ない話でお茶を
濁す先生も大勢いますので、そういう役に立たないレッスンは辞めて、聞いた事に
対して誠意をもって適格な答えを返してくれるレッスンを受けるべきです。

ダメ出しではなく、希望の打法の動作を教えてくれて、バランス調整、方向調整、
またズレの修正、癖の矯正、当たらない原因の特定、診断法、修正法、練習方法や
取り組み方、ゴルフに対する意識や思考を正してくれるのがコーチです。

まともにミートしない生徒さんは通常はその場で修正を入れるのですが、特に全て
を大改造する時などは球打ちはしないくらいフォーム作りに専念しますので、まず
球は打たせてもらえずフルショット禁止、ラウンド禁止状態で徹底的に基本動作を
体に染み込ませるレッスンはあります。

恐らくそのどれもされておらず、単に練習されているのを見てただ褒めていれば勝
手に育つと言う信念で教えておられる方なのかも知れません。

HSを上げる方法はレイトヒティングと言って、リリースをギリギリまで遅らせて
打つのですが、その方法はいくつかあります。

リリースとはアンコックとローテーションです。
また、その二つに体全体の回転もギリギリまでしないという打ち方等を同時に行う
振り方が基本になります。

これがバンプ、ダンプ、ターンと言うダウンスイングの基礎です。
極端な話、最後のターンで初めて肩を回しリリースするのです。
これだけリリースは遅くして打たないとHSが上がりません。

ヘッドを走らせろと言われるのはこの事で、手のスイング速度を上げると振り遅れ
るので、ヘッドの速度を上げる技術を習得して訓練する必要があります。

これでスライスもなくなり、しっかりとダウンブローで打てば球はより高く上がっ
て飛距離も相当伸びるかと思います。





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