2019年9月18日水曜日

フィニッシュで左肘が曲がる


Question

フィニッシュがうまくできません。
ボールを打った直後に肘を曲げてしまう癖があり、フィニッシュまで至りません。
意識してフィニッシュまでもってくのですが、動画等でみると違和感があります。
また、フォローで肘を曲げないように意識するとうまく打てなくなります。
アドバイスをいただければありがたいです。よろしくお願いします


Answer

終わり良ければ全て良しではありませんが、フィニッシュが決まると全てが綺麗
に見えるものです。
アドレスとフィニッシュは止まっているために、初心者はそこしか見えないので
教え魔が最も多く指摘する部分です。

フィニッシュはプロでも高齢になると途中で終わっています。
これは体が硬くなる事や腰痛で最後まで回せないなどの理由です。
アーノルドパーマーやジャックニクラウスなどは打法を変えたりはしていないの
ですが、若い頃のスイングと比べると全く違います。

高齢とは限らず、元々体が硬い人や腰痛持ちのゴルファーはこのような症状にな
りますので、出来る範囲内でフォームを作って行くと良いでしょう。

ただ、若くて軟らかい方でどこも痛くないのでしたら最後まで振り切る必要があ
ります。
打ってすぐに辞める打ち方よりも、ある程度までは止めずにしっかりと押し込む
事によってインパクトの重量が上がり、球の反発力を使って飛距離が伸びるから
です。

昔はフォローですぐに左肘を曲げる打法がありました。
しかし、欧米の最新打法はしっかりと伸ばしてシャフトが横になって首に収まる
というDRのフィニッシュです。

中期の頃のフィニッシュはシャフトが縦になって背中に当たるのが理想だとされ
ていましたので、これはまず軌道に違いがある事が分かります。

この違いは中期の頃にはアップライト軌道で、クラシック時代や現代はフラット
になっている事、シャフトが横になるのはフォローで左手首を目標に向けた形に
するからです。

質問者さんの悩みは左の肘が曲がる事だそうですが、この打法が消えつつあるの
は、大きなフィニッシュが流行っているからです。
それは円は大きいほど直線に近いからと言うのもその理由の一つです。

無理に治す必要もないのですが、修正するのであれば手の軌道をインサイドアウ
トにして遠くにほおり投げるようにしてから高い位置に持って行くことです。

そして、その軌道をなぞりながら左肘を曲げない癖を付けて、スローで素振りし
て、その速度で球を打ても曲がらないように腕に覚えさせる訓練で、恐らく今ま
で曲げて打っていた回数を上回るくらい反復すれば癖は取れるはずです。

ゴルフ歴1年程度の方でしたら何一つ固まっていませんので簡単に癖は取れると
思いますが、10年来の癖を取るのはとても大変です。
年齢やレベルにもよりますので、どちらがメリットが大きいかで判断されると良
いでしょう。





0 件のコメント :

コメントを投稿