10球中9球はヒールでヒット

Question

ヒールヒットで悩んでいます。
コースでは何とか90前後では回れるのですがシールでほとんどヒールでヒット
している事がわかりました。

インサイドから振っているつもりですが、アウトから振っているのですかね？
ハンドファーストを意識し過ぎているようにも思います。
ヘッドアップや、打ち終わるまで右膝上に頭を残すようにも意識しています。
フェースを開かないように少し外に振り上げ、トップからは内側を降ろすよう
にしています。
コックもかなり意識してます。
とにかく、10球中9球はヒールでヒットしてしまいます。

練習は週1で行ってます。
コースは月1です。

よろしくお願いします。


Answer

９０台で回れる方なので、ある程度スイングは固まっておられると思います。
このような場合は一つ修正するだけで簡単に治る事があります。

まずは前傾角度を修正してみてください。
恐らく当たっていた時よりも起きて構えているかも知れません。
１０球中９球がヒールならそれだけで１０球中９球は芯に当たるでしょう。

みなさん勘違いしておられる方が多いのですが、どんな前傾角度でも打てる
のでいい加減に考えていませんか？

どこに球を置いてもそこをめがけると当たる事があるので、恐らく軌道の事
はあまり考えていないのだと思います。

ダウンスイングの軌道はほぼ皆さん同じ角度で振っており、その都度軌道を
変えて打っているのではありません。

確かに何種類かの角度で打っているトッププロも沢山いるのですが、彼らは
毎日何時間でも練習し、何十年も振っているのでできるのであって、週一で
練習する人にはとてもできる事ではありません。

今回は恐らく簡単に前傾角を深くしただけでビックリするほど良く当たる様
になると思いますが、この前傾角度は毎日でもズレますので要注意です。

また、自然リリースだけで打っている場合には速度を上げるとヘッドが浮き
ヒールヒットしたりプッシュシャンクになる事があります。

色々と原因を探して試行錯誤されているようですが、それがまたスイングを
崩す原因になります。
今は１０球中９球は本来の正しい軌道で振っているのですが、そのままの前
傾の浅いまま練習していると体が自然にダウンスイングの軌道を変えてしま
って当たるようになります。

すると、これで２種類の違った軌道のフォルダーを保存する事になり、本番
ではどちらのフォルダーがでるか分からなくなってミスが多発します。

基本はワンスイングで、一種類の軌道で当てる事ですので、前傾角度をいい
加減にしていると何十種類もの軌道を同時進行で固めている事になりますの
で、早期発見して早期修正しないと今まで積み上げてきた物を全て崩す事に
なり兼ねません。

試行錯誤は時には滑落の原因になります。
正しいメカニズムを理解した上でその通りに動くことでこのようなトラブル
が二度と起きなくなるでしょう。

対処療法だけではなく、根本を見直す良い機会ではないでしょうか？