2019年10月22日火曜日

トップは上半身が回る限り捻転?!


Question

フルショットの場合、トップは上半身が回る限り捻転してもいいのでしょうか?
それと、腕も100%まで上げてもいいのでしょうか?
バランスも崩れますし、出来るのは体を鍛え上げた一部の人間だけだと思います。
フルショットでも捻転70~80%、腕の高さ70~80%でいいのではと思っています。
飛距離が出ないなら100%のスイングをするよりも体を鍛えればいいと思いますが
いかがでしょうか?


Answer

トップの位置はどこに上げても打てるのですが、どこかに決める必要があります。
上半身の捻転は腰を全く止めた場合の捻転ですが、これで90度まで曲がる人は
特別に軟らかい女子くらいで、ほとんどの人は45度程度です。

これに腰を回してトータルで90度と言うのが通常ですが、欧米打法では腰はで
きるだけ止めてワインディング(巻き上げ、捻じり上げ)をします。
若手選手は腰の捻転は20度程度であとの70度は上半身だけで、超高速打法は
上半身の捻転には思い切り勢いを付けてトップでぶつけて、その反動を利用して
ダウンスイングを速くします。

タイガー打法のような高速打法でも腰はできるだけ止めて上半身だけを捻じり上
げると言うのが基本で、これはタイガー打法以前から始まっていた技です。

次に、腕を100%上げると言う意味が良く分からないのですが、上げた手の高
さと言う事でしょうか? それとも深さでしょうか?
これは手の長さにもよるのですが、頭の上に手首が出る程度の高さから、かなり
上まで上げる位置まで様々です。

やはり高いと縦の力が強くなり、それに合わせて横を強くする事で飛ぶのは事実
なのですが、深さは番手によって短いほど浅くしないと同じ力で打った場合には
真っ直ぐに飛びません。

飛ばすために高く上げ、トップを深くし、肩を思い切り捻転させるというのは確
かに無理があるかと思いますが、ドラコン打法はこれをやっています。

訓練しだいでできない事はないのですが、普通のゴルフではそれを控えめにして
仰る通りにバランスや方向を重視し、ミスを減らしたスイングでスコアメイクし
ます。

力は確かに7~8割で良いし、手の高さもほどほどで良いのですが、ご自身でど
こに上げるかは決めておく必要があります。

深さは番手ごとに違いますのでその法則は守るのですが、あくまでも同じプレイ
ン上での深さであって、軌道上を浅くしたり深くしたりするだけです。

そのための体の曲げ具合ですので、適当に好きな所に上げれば良いと言うことで
はありません。

飛距離を出すのは全身の筋肉を使った技が10~15種類ありますので、それを
習得すればガリガリの人でも300Yは出ます。
また、効率を上げてタイミング調整をする事も必要ですし、筋肉を付ければもっ
と飛ぶ事になります。

まずはフォーム作りでマンブリをせず、効率の良い動かし方を訓練によって正確
に動かせるようにしてから年月を掛けて定着させる事が大切です。




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