2019年10月29日火曜日

トウ側クラウン付近にボール跡が付く


Question

ドライバーでのティーショットのみ1ラウンドで複数回、トウ側クラウン付近に
ボール跡が付くほどミスショットすることがあります。

前傾が立ってしまうせいかと思ってますが、ほかに原因ありますか?
また、直すには何を意識するといいのでしょうか?


Answer

トウ側の高い位置に当たると言う事ですね。
芯を外す時にはハイトウかローヒールと言われているのが一番多いミスで、
ヘッドが上下するために起きます。

クラブを握ってソールし、そのまま手を上げ下げすると上げた時にはヒール
側の下、下げた時にはトウ側の高い位置に当たります。
これはインパクトゾーンでヘッドが地面から離れた位置を通過するか、地面
に近い位置を通過するかという上下の問題です。

要するに縦が強いのでハイトウに当たるのです。
スイングは縦の動きと横の動きそして両方が強くなる動きなどがあり、その
バランスによってヘッドがどこを通過するかがほぼ決まるのです。

3番ウッドで素振りをしてみてください。
多少打ち込むくらいが良いのですが、マットまで届かない事があります。
これは横が強く縦が弱いと言う事なので、縦を強くする事で修正ができます。

横の動きとは回転です。
体が回転して横の動きを作るのですが、これは肩の回転、腰の回転によって
作ります。
また、縦は腕を降ろす事で作るのですが、トップで胸が飛球線上後方を向い
た時にそのまま肩を開かずに腕だけ落とす事でも縦が強くなります。

そして引き落としや前倒しでも強くなり、グリップエンドの球刺しや右肩を
下げながらインパクトをするとやはり縦が強くなります。

質問者さんの今の問題はこの縦が強すぎると言う事ですので、横を強くする
とバランスが取れてしっかりとミートする事になります。

横を強くするには腰の可動域を広げたり速度を上げる事です。
また、腰の回転を補助するために脚を使う事でもバランスが取れます。
これによって飛距離が伸びますので、基本は弱い方を強くする事です。
しかし、もっと簡単に治す方法があります。

それは左の手首です。
左手首を山にすると軌道がフラットになりますので、その加減によって修正
する事ができます。
ただ、これは飛距離は伸びません。

また、前傾を少しだけ立てる事でも軌道をフラットにできますが、もともと
棒立ちの人が多いので、ここで修正すると益々立ってしまう事があります。

あるいはちょっと難しいのですが後ろ倒しを大きくする事で軌道がフラット
になり、ヘッドが浮いて軌道が修正されます。

このように、あらゆる場所で修正できるのですが、どこが適正なのかの診断
をしてそこを補強、修正すると良い事です。

まずはメカニズムとしてのバランスの取れたフォームを完成させ、それらを
基準にズレた時にはそこに戻しながら定着させると良いでしょう。



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