2019年10月4日金曜日

独学でもプロに成れる


Question

ゴルフのプロで、去年優勝したチェフォソン選手は、練習場で独学でゴルフの
スイングの練習をしてプロになって、最近優勝したファウラーも、
ほとんど独学だったそうです。

日本のプロでは、独学でプロになった人は、ほとんどいないと思うのですが、
独学のほうが、出来るようになるまでに、時間がかかる場合が多いのでしょうか。
また人によって、体力や体の特徴などで、個人差があって、人によって
スタンスの広い人や狭い人など、アドレスでも個人差がありますが、
そういう体力など個人差を踏まえた、レッスンというのは、少なく同じ型を押し
つけるレッスンが多いように思うのですが、なぜでしょうか。


Answer

チェホソン選手はどうか分かりませんが、リッキーファウラーはブッチハーマン
氏を師事しており、タイガーウッズの打法をお手本にして平均で303Yを出す
スイングをしています。

チェホソン選手は20代でゴルフ場で働くようになってから始めたとあります。
そして3年目にツアー入りして9年目に優勝するなど、独学にしては素晴らしい
成長ぶりで、現在は世界ランキング226位、飛距離は282Yとなっています。

スイングはフィニッシュでくるくる回ったり、片足であとずさりするなど、パー
フォマンスをして観客を楽しませてくれる選手で、46才とはいえまだまだ日本
では活躍する選手だと言えるでしょう。

さて、この両者は打法が全く違います。
ファウラーは飛ばしに行くと350Yが出せるスイングを普段は抑えて安全に打
っており、世界ランク19位でアメリカツアーで5勝とあります。

質問者さんは独学でも300Y飛ばす人がいるので独学の方が良いと言いたいの
でしょう。
では、独学でプロの資格すら取れない人の数を比較してみてください。

これは90才になってもたばこを吸っていている人がいるので、たばこは体に良
いと言っているのと同じで、喫煙者の偏った情報と同じです。

レッスンで打法を押し付けて来るプロは確かにいます。
下らない持論を長々と喋っていたり、偉そうに上から目線で威圧したり、無駄に
褒めるだけのレッスンなどは確かにイラつきます。

ただ、クラシックのピアノはまさに押し付けです。
バイエルとかソナチネという教本は練習ドリルで、指の使い方まで全て押し付け
で、その通りにしないと怒られます。

武道の型はどうでしょうか?
決まった動作をその通りに行います。
これも教える側の押し付けです。
これに異論を唱える人は違う流派を作って枝分かれします。

ゴルフは確かに習う側の偏見もありますし、教える側の未熟さもあります。
しかし、何事も前向きに取り組まないと成功はありません。
成功するのは前向きな人の中から数%だけなのです。
ゴルフに限らずネガティブな人には100%成功はないのです。

最終的には何を信じるかです。
ご自身の人生ですので自由なのですが、情報は鵜呑みにせずに選択能力を身に付
けて、前向きに取り組む事が大切かと思います。





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