2019年11月11日月曜日

アームシャフト角の調整はどこで?


Question

毎日このブログを楽しみに読ませていただいている者です。
まだ初心者なのですが、打つ時にアームシャフト角が伸びた分
どこで調整するのか教えてください。

先日レッスンプロに聞いたら煙に巻かれました。


Answer

仰る通りにアドレスではアームシャフト角はくの字になっているのですが、イン
パクトでは伸びているのはその分は左の肩で調整します。
人によってはハンドファーストで調整している人もいますし、打法によって伸び
ないクラブの動きをさせて打っている人もいます。

例えばアドレス時に160度だった角度はインパクトでは180度になったり、
あるいは170~175度で打っている人がほとんどです。
160度で打っている選手は見た事がありません。

オンプレインで振っている場合、高速で振るとアームシャフト角は伸びようとし
てヘッドが遠回りします。
これではヒールに当たってしまうのですが、肩を上げる事で長さを調整して打つ
事ができます。

オンプレインの場合には(一概にはそうは言えないのですが)インパクトでは完
全に180度になり易く、伸ばして打てば遠心力でどっちみに伸びてしまうので、
握力や腕力が無駄に使われません。

オンプレインでない振り方とは後ろ倒しや前倒しなど、軌道からわざとヘッドを
外して勢いを付ける振り方で、後ろ倒しが強いほどアームシャフト角は伸びずに
ヘッドが浮いてトップし易くなります。

このように、手の軌道とヘッドの軌道の関係でどうクラブが動くかでもヘッドの
位置が変わってきますので、打法やフォームなどを徹底して一定にし、無駄な力
を使わずにジャストミートする振り方を習得する必要があります。

ヘッドを走らせる動作になればなるほど難易度が上がり、調整も困難になります
ので、初心者の方々はまずはオンプレインの振り方でアームシャフト角を完全に
伸ばし、その分は肩の高さで調整してみてください。

肩の回転は背骨に対して直角ではなく、肩の軌道をできるだけ垂直に近い角度に
すると言うのが現代の打法です。
これによって、インパクト時は左肩が上がり、右肩が下がった形になりますので
その形を覚えてそこに戻す練習をしてください。

このインパクトの形は体を弓にしてその張りで打つ事ができたり、方向が安定し
易く押し込み幅も大きくなりますのでとても重要です。





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